ライツ、カメラ、アクション、『日向坂で会いましょう』
今回も『日向坂で会いましょう』おもしろかったですね。
先月からジム通いを再開した。約3年ぶりのまともな運動に感覚を探りながら筋肉を呼び起こして1ヶ月が経とうとしている。ぼちぼち本格的に取り組んで、育てなおすためにまずはプロテインがいる。筋肉産業のせいでマッチョの数よりプロテインの種類が多いので、どれを選んでいいのかわからなくなってくる。
こういうときにCMで見かけたりすると安易に試してみたくなるが、残念ながらプロテインのCMはない。暑苦しいマッチョがプロテインの粉末を体に塗ったり、ビールかけのようにプロテインを浴びたりもしない。
CMといえばカップヌードルのCMが印象的で、足軽に扮した日本の会社員が外国人上司に「ファット イズ ユア ネイム!」と学校英語で立ち向かっていくCMがおもしろかった。ということで今回のひなあいはCMをつくる。
【いろんなCMを勝手に狙っちゃいましょう選手権】と題して、メンバー自ら考案したCMをプレゼン、もっとも優秀だったCM案はまなふぃ推しでおなじみ頃安監督に映像化してもらえる。テーマタイトルがダイレクトマーケティングでとても良い。
今回は深夜にリアルタイムで観たかった。実在の商品を扱うのはもちろん、春日のピンクベストや小樽市のPRなど紹介する商品の幅が広かったし、CMの仕立て方も人それぞれ個性が出ていておもしろかった。加藤史帆の「ピンクベスト」のCMは朝食風景からヒーロー登場につながるトンデモ展開はCMならではの演出だし、絵コンテのイラストもひなあい的に撮れ高十分だったりと完璧なプレゼンだった。
いつからか「日向坂46でコントを」という声が小さくなってきてる今日この頃だが、今回は偶然か必然か、(特に後編は)コントの回になった。高橋未来虹の「シャンプー」のCMはそういうコントのようだったし、追加プレゼンをジャッジする時の恋愛バラエティのような駆け引きを藤嶌果歩や濱岸ひよりは見事に演じきってみせるなど”わざとらしさ”がとても良かった。
エチュードの保険として春日の参加はが当たり前のようになってきてるのだけど、彼の起用はまさに一か八かで、春日の”わざとらしさ”はあざとく、やり口がワンパターンなのはさすがに気になるので、今回を見た感想として負け越しか感は否めないし、能動的に働く春日も良いがそろそろ良い意味での置物になってるところが見たい。やはり春日はデッカイ異物であってほしい。
それでいうと富田鈴花はすごく献身的に企画を成立させようと奮闘していた。前にどこかで言ったかもしれないが、いま『日向坂で会いましょう』を最も力強く牽引しているのは間違いなく富田鈴花である。連獅子のように髪を振り乱したり、率先して動き回ってどうにもならなさそうな状況を打破しようと健気に頑張っていた。ギリギリ致命傷は免れたのは見ていた皆さんにも十分伝わったのではないだろうか。
深夜に見てたらまた感想は違ったかもしれないが、今回はそれくらい深夜に見るのにすごく良い回だったとおもう。リアルタイムに見なかったのが悔やまれる。今回を機に日向坂メンバーがCM決まると良いな。関係者各位、高瀬愛奈に英会話やドローンのCMください。よろしくお願いいたします。
おしまい