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ご乗車ありがとうございます。
いつもは主に風俗や風俗嬢に関することを書いておりましたが、
今回はちょっと路線変更。
私は本業の傍ら、副業もしております。
バイトではありますが、
駅員
やってます。
読者の皆様も、離島とか僻地に住んでいない限り1度は鉄道を利用されたことがあるのではないでしょうか。
毎度ご乗車ありがとうございます!
皆様が安心して鉄道をご利用いただけるよう、
安全を第一に日々努めております。
ここで現役駅員からご利用の皆様にご理解いただきたいことがございます。
日本の鉄道は、世界で信頼を得ている安全性と、世界でおかしいと言われる時刻表通りの定時制を誇っています。
しかし!…
どうしても鉄道は様々な原因により、遅延や運転見合わせ、運休等が発生してしまいます。
鉄道会社が原因の遅延や運転見合わせ等は会社の責任なので、お客様からのクレーム等は真摯に受け止めなくてはなりません。
ただ、やはりほとんどが安全上の理由や、人身事故等での輸送障害がほとんどです。
日本の鉄道はとにかく安全が第一です。
よく言われるのが
「あの路線はすぐに止まる」
とか、
「そんなことで電車止めんなよ」
などといったお言葉です。
はっきり申し上げて、
我々はそんなことで電車を止めます。
私の主な仕事は、朝のラッシュ時のホーム監視なのですが、
駅のホームの柱には、
「非常列車停止ボタン」
というものが等間隔に設置してあります。
黄色の装置に赤いボタンが付いているボタンです。
我々はこのボタンを「列停」と呼んでいますが、見たことがある方も多いと思います。
我々はホーム上等で危険と判断したら躊躇なくこの「列停」を押します。
すぐ近くに列停ボタンがなければ、持っている赤い旗を振り、運転士に異常を知らせます。
列停ボタンや旗がなければ、制帽でもハンカチでもとにかく何かを振って運転士に異常を何としてでも知らせ、列車を停止させる措置を取ります。
私はまだ列停ボタンを押したことはありませんが、同僚は押しましたし、隣の駅や近隣の駅でも毎日のように押されています。
ほとんどが急病人や荷物挟まりですが、最近急速に普及したホームドアへの寄りかかりや、ホームからのお客様転落もあります。
我々は危険と判断した場合、列車を停止させることを最優先します。
例え傘が挟まっただけでも列停ボタンを押します。
なぜなら、
安全が第一だからです。
些細なことでも、安全のためなら何を言われようと列車を止め、安全を確保します。
傘一本挟まっただけでも、ホームにいる人がケガをする可能性があるのです。
よく、運転を見合わせ後に
「まだ動かないのか」
と言われることがあるのですが、
安全が確保されるまでは運転の再開は出来ません。
線路に人が入った場合、人が線路から排除されたとしても完全に安全が確保された状態にならない限りは運転を再開させることは出来ません。
また逃げて線路に入ってしまったりする可能性があるからです。
もちろん、指令所の指令員や現場の乗務員、駅係員はすぐにでも運転を再開させたいですし、そのために全力を尽くします。
ですが、
日本の鉄道は、お客様を安全に目的地までお送りすることが使命です。
安全が確保されるまではどうしても運転を再開させることは出来ないのです。
何を言われようと、我々はお客様の安全が第一です。
通勤通学、買い物や旅行でお急ぎなのは重々承知なのですが、命より優先されるものはありません。
ご利用のお客様には多大なご迷惑をおかけしますが、何卒ご理解とご協力をお願いいたします。
これが現役駅員から、ご利用される皆様への心からのお願いです。
いつもご利用いただきまして、誠にありがとうございます。