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24時間後にはインドに旅立っていますが、

なんだか行きたくなくなってきた。

国内外で出会う旅人たちのインド経験率は高い。
多くの日本人が行こうともしないインドに私の好きな旅人たちは行っていて、「汚い」やら「臭い」やら少々の文句は言いながらもその混沌さに魅了されている。

インドは一般的なイメージのように、日本と比べれば様々なリスクがある。快適な旅はお金を費やしたり旅慣れしていないと難しい。
それでも彼らはインドに挑み、インドに魅力されて帰ってきていた。
だから「インドに行くこと」は私の憧れだった。一生のうちに叶えられたらいいなという非現実的な夢だった。

だった、のについに明日には「インドに行くこと」が現実になる。
類は友を呼ぶ。私の友だちを経由してインドに呼ばれたのだ。

9月にインドを愛する友人が写真展を開いた。
インドの地域、宗教、人種の多様さを初めて知った。
ただの汚い川にしか見えなかったガンジス川が、神聖で神秘的な川に見えた。

そしてその数日後。
私の友だちが12月までインドにいることを知る。
「1人じゃ流石にインドに行かない。社会人になったら体調を崩した時に責任を負えない。ならば、このタイミングだ」
と学祭休みを活用してインド旅に出ることに決めた。
今までも1人で海外を旅したことはあるので、友人がインドにいるとわかればそう決断に躊躇はなかった。

せっかく飛行機代を払うなら長くいたいと思って期間は2週間。

今の所は、デリー着→ジャイプール→ゴア→バラナシ→ブッダガヤ→デリー発の予定だ。

私は実家暮らし。
もちろん、家族からは大変心配された。
半年住んでいたカンボジアでデング熱にかかったこともあるので「自分は強いから!!」と反論する余地もない。

「一人で絶対に行動しちゃダメだよ」
→途中で友達と別れて別行動する予定
「夜に出歩いちゃダメだよ」
→空港に着くのは夜中
「長袖着て、肌出しちゃダメだからね」
→インスタみると友だちは半袖着てるし私もきっとそうする
「日本食も持って行きなよ」
→確かに私はお腹が強くないので食あたりが1番怖い

家族からの色んな心配を聞いていると次第に不安も大きくなってきた。私は危機管理意識が低い、という自覚は持っているので過剰に心配になって悪いことはないし、家族から心配されるというのはありがたいことに他ならない。
大切な家族の心配を裏切るような失敗は絶対できない。

私できるかなって不安になって、行きたくない気持ちも出てきた。
でも、自分を信じるしかない。
身体は氣から。
心が弱弱してては、本当に駄目になってしまう。
行くしかない。

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