[レシピ] パイとは寿司とは (サーモンのパイ)

日本語話者はパイと聞けば、まずアップルパイなどの甘いペストリーを想像するので、初めてシェパーズパイなどの料理に対面すると「パイじゃない」と思う人が多いのではないでしょうか。
サーモンのパイ包みや、ミートパイなどパイ生地を使ったものならまだしも、いわゆるシェパーズパイはラムのミンチの煮込みにマッシュポテトを乗っけてオーブンで焼いたもの(派生したバージョンも多数)。パイはどこへ?私も昔はそう思ったものです。もしかしてパイ生地を忘れたのかとも思っていました。

起源は諸説あるようです。昔はパイ生地を使っていた料理だったけれど、パイ生地なく、余っているマッシュポテトで代用したのが始まりとか。そういう話を聞くと少し心が落ち着くのは私だけでしょうか。

柿の葉寿司を食べた外国人の友人が「これはFreshじゃないから、Sushiじゃなくないか?」と言っていたことを思い出します。酢飯を使っているから寿司だよと答えると、彼も納得(?)していたようでした。料理名というのは大抵、食べた経験を通して覚えているのでこうなるんでしょうね。

今回はほとんど目分量だったので、味見をしながらいい感じに仕上げてください。

サーモンのパイ(パイ生地なし)

材料
A(マッシュポテト)
・ジャガイモ 大2個(最終的にオーブンに入れる耐熱容器のサイズに合わせて、1〜2cmくらいの厚さになるといい感じ)
・牛乳 カップ1〜2(下のグラタン部分がこってりしているので、バターなし)
・塩こしょう

B(グラタン)
・鮭 2人分 3cm角くらいに均等に切る
・玉ねぎ 半分 薄くスライス
・人参 半分 2mmくらいに半月切り
・冷蔵庫の残りの野菜(マッシュルーム、スイートコーン)
・バター30gくらい
・小麦粉 
・牛乳 
・コンソメスープの素
・乾燥イタリアンハーブ

手順
1)ジャガイモは2センチ程度の角切りにして10分から15ふん程度茹でて、柔らかくなったら、ざるに上げてマッシャーで潰す
2)1に牛乳を加える。なめらかに、ボトっと落とすと少し流れる程度になればOK。塩胡椒を少し。
3)フライパンにたっぷりのバターを溶かし、玉ねぎとにんじんなどの硬めの野菜、鮭(皮目から焼く)を入れて火をとおす。コーンやマッシュルームは他の硬い野菜に火が通ってから加える。
4)軽く火が通ったら、表面が粉っぽくなるまで小麦粉を振って、かき混ぜる。
5)牛乳とコンソメスープの素を加え、グラタン部分完成
6)耐熱容器に5を入れた後にイタリアンハーブを振る。
7)2を上に乗せて、グラタンに蓋をする
8)220度のオーブンで30分焼く。表面に少し焼き目がつくくらいで完成

 






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