サボりマン発揮

お久しぶりです。
また先週分をサボってしまいました。

 オーストラリアの学校現場に潜入して早2週間が経ちました。毎日楽しくてあっという間に時間が過ぎていきます。今回はそんな生活の中で感じ、学んだモチベーションの話です。

 まずは生徒のモチベーションと親の意識の話、これは私立っていう面が強いから言える可能性もあるけれども、生徒たちは基本的に勉強に対して意欲が高い。もちろんやんちゃな子たちもいるけれども、先生が注意すれば素直にやるし、「親に報告するぞ」って注意したら目の色変える。笑
そこで何が違うのか考えた時に、親の教育に対する考え方が違うように思える。オーストラリアの学校内では、「○○の親からクレームが入った」という話をよく聞く。もちろん理不尽なクレームもあるが、それほど親たちが教育に熱心で、自分ら自身で子供を育てるという認識が常識になっているのではないかと思う。日本の親はやはりどこか学校に期待してる部分、任せている部分が大きいのではないか。

例えば、三者面談で、「この子の学校生活ではこういう課題がありまして、、、」と言えば、「では、先生、もしこの子がそのようなことをまたしたら喝を入れてやってください」みたいな。
いや、まずは家庭でちゃんと話し合ったり教育しなさいよって話。笑

ほかには、例えば学校の帰り道で万引きしたなんて起きれば、店側は学校に連絡を入れて先生が出動するし(最近はどうなんだろう)、学校外なのになんか事件が起きれば、「学校は一体どういう対応、対策をしてるんだ」って言われる。

でもそんなん学校を出れば親の責任だし、そもそも業務時間外であろうが生徒が問題起こせば学校に連絡が行くのもおかしい。親だけでなく、子を持たない人たちですら、「学校にチクるぞ」という風習があるのが日本。

再度言うが、自分は日本の私立学校を知らないし、オーストラリアの公立学校も知らない。だから比較するには少し苦しいところもある。けどそういう風習があるように感じる。


次に先生たちのモチベーションの話。
日本と大きく異なる点は2つ。
・部活動などの時間外労働がほぼ無い。
・学校側の先生への配慮がある。

一つ目はそのままの通り、部活が無いから授業が終われば帰れるし、もし午後に自分の担当の授業が無ければ午前で帰れる。金曜日なんかほとんどの先生が授業後に直帰するからね。笑

二つ目は、例えば職員室的な部屋にコーヒーマシンやクッキーが置いてある。金曜日はモーニングティーっていってフルーツが置かれたり、お菓子の種類が増えたりする。休憩時間には先生たちがそこで集まって談笑してて、良い雰囲気がある。コーヒー飲みながら授業できるし笑
これがあるだけで先生たちのストレスはかなり軽減されるだろうしほんとに良いシステムだと思う。

日本でもこれくらい先生たちが気楽に、楽しく仕事出来たら良いなと心から思う。
まだ良い面しか見えてないとは思うが、少なくとも日本のように教員から「教員はやめときな」と言われたり、教員内で愚痴り合ったりするような陰湿な雰囲気はない。


でも面白いことに自分自身、部活動大好き、昔のような熱い先生大好きで生きてきたから日本の教育を完全否定はしたくない。笑
でもそんな大好きだった学校現場は、先生たちの辛さがあってこそのものだと思うとやっぱり改善されてほしいとも思う。