本能ちゃん
はじまりとおわりのくり返し人生で、また新しいことをはじめてみることにしました。
朝起きてはじめにスマートフォンを確認します。寝ている間に起きたことを辿ります。わたしにとって重要なことはほとんどなにも起きませんが、それが一日のはじまりです。
外に出てはじめに音楽を聴きます。音だけの、歌詞がないの。異世界にいるみたいでちょっと楽しいです。一駅分、歩きます。乗り換えが苦手なので、乗り換えないまま会社近くの駅で降ります。
会社に到着してはじめに、手洗いとうがいをします。二十五歳にして、ようやく定着しました。コロナウイルスの影響です。サンキュー、コロナ。おかげで今年もインフルエンザとは無縁です。会社に着いたら、打刻を忘れない。(忘れると叱られるので)
こないだ買ったハンドクリーム、いい匂いのトイレみたいな匂いがするな。
いい匂いのトイレってなんだよ?
書くことをはじめるきっかけになったのは当然、恋でした。だれかを好きって、いつでもなにかをする原動力でした。それが自分の当たり前で、みっともないとか恥ずかしいとか男好きとか言われようが、そうやって生きてきたんだからこれからだってずっとそう、死ぬまでだれかに恋をしていくんだ。わたしはすぐに「死にたい」と思ってしまうけど、結局今日まで生きているのは、だれかを好きだからです。君の記憶にどうしても残りたかったからです。
ていうか、アダムとイヴだって恋したじゃんね。
人類のはじまりだって恋じゃんね。
みっともないってなんだよ?
生きている限り、やめられないこと、ないですか。
ある人にとっては歌うことかも、ある人にとっては写真かも、絵を描くことかも、バスケかも、野球かも、サッカーかも、などなど。色々。だれに言われたわけでもなく、たぶんそれってその人にとっての本能なんじゃないか、と思うのです。なんでこんなこと言ってるのかというと、これは仕事じゃなくて、自分の本能で書いているから。たぶん、わたしはこうやって書くことでどうにかこうにか自分をコントロールしていくのだなと思います。
わたしの本能に、どうかどうかお付き合いくださいね。
申し遅れましたが、ちすけと申します。