ソリが合わなくなっても好きだから仕方ない
ペットボトルや缶ではなく「カップ」で飲み物を出してくれる自販機。
私はこれが、とてつもなく好き。
自販機自体、あまり見かけない希少感。
ボタンを押して出てくるまでのワクワク感。
子どもの頃に感じた「贅沢感」の名残。
いろんな部分で好き。
そして、カップ自販機で、甘いコーヒーを飲むことは
私にとっての「贅沢」を増やしてくれる。
でも最近、ソリが合わない。。
先日購入した時に、この自販機で甘いコーヒーを飲みたかったけど
調整中で、仕方なくブラックを買った。
そもそも、ブラック買うなら家で淹れればいいんだけど……
この自販機を見ると買いたくなる。財布の紐を緩める憎いやつ。。
今日また出会い、買う気はなかったけど
やっぱり財布の紐は解かれてしまった。
今日こそは……と
コーヒー濃いめに、砂糖とクリームは一番少なく調整して
完璧な設定で、飲み物を選んだ。
「やったぜ!」と出来上がりを期待した瞬間
「ガラガラ……」という音がした。
氷が投入された音。
ホットで「あっつ!」とか言いながら、すすりたかったのに、
この冬にアイスって…。
味わいたかった「贅沢」が半減された。
唯一の救いは「アイス」だけど、温かったこと。
ソリが合わなくなってきたけど、また見かけたら
「好きだから」懲りずに買ってしまうんだろうな。
チープな贅沢は手が届くから、抜け出せない。
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