【SLAM DUNK GI】146話「プレパラシオン東京始動」
プレパラシオン東京のトレーニングが始まった。まだ全ての状況が整備されたわけではないが、徐々に始動していく。
「おい。流川、おめえ、キャーキャー言われても調子こくんじゃねえべ?」河田
「・・・別に、関係ねー、です。」流川
「河田さん、流川はそういうタイプじゃないですよ。」神
「沢北はそーとー調子のってたのか?」牧
「ああ、試合中、集中してねー時あったべ?」河田
「それでも、恐ろしいプレーをしてたんだろ!?」牧
「(沢北、、、。)」流川
「よし! トレーニング開始だ!」クリス・ブライアン
NBAドラフト指名された流川楓、
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同世代の2大スターとも言える河田雅史、牧紳一。
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正確無比なシューター神宗一郎のプレーには光るものがある。
それはあきらかで他の選手が遠慮、萎縮する場面もしばしば見られた。当然チームとしての成熟度はまだまだである。
練習後、
「しばらくオフがあったからな、自主トレするべ。」河田
「河田さん、、、ワンオンワンの相手してほしいんすけど、、。」流川
「おめーとか。」河田
神宗一郎は、シューティング練習を欠かさない。
「神、久しぶりだ。パスを織り交ぜるか?」牧
「牧さん。ええ、お願いします。」神
その全体の様子を見るクリス・ブライアン監督は、その夜、オンラインによる三田良佑を加えたミーティングを開いた。
そこで議題に上がったのは、
「主将を誰にするのか?」
だった。まだ始動したばかりとは
言え、どこか淡々としている雰囲気を感じていた。
「プレーのポテンシャルは高い、それとリーダーシップをとる能力はまた別だからな。カエデには難しそうだ。移籍組ではなくベース組から継続性を重視するか?」クリス・ブライアン
「いや、あくまで新しいチームやねん。そこは頭から外した上で、やっぱりそこになるんやったらいいんやけど。」三田
「実績からするとシンイチが最有力候補に上がるが?」クリス・ブライアン
「クリス、俺はそこは反対なんや。牧さんがのぞんでいるのか?」三田
「いや、そういう話はしていない。」クリス・ブライアン
「せやな。今度、牧さんと話す機会をつくらせてくれ。」三田
三田はその言葉の真意を監督に伝えた。
「なるほどな。そうだなまだまだ可能性を探ろう。また連絡する。」クリス・ブライアン
プレパラシオン東京始動、
そこにスター軍団を束ねる主将をどうするのか?
という課題が上がった。
オーナーの三田良佑は、
海南で主将を務めてきた牧紳一とディスカッションしたいと申し出たのであった。
続