【SLAM DUNK Gl】112話「予定外の登場」
第2クォーター開始。8点リードで折り返した勢いは継続。
南がスティールからワンマン速攻で追加点。
「南、ディフェンス良くなったんちゃうか?」土屋
桜木とべノンはさらに戦略を立てる。
「ノンちゃん! あれやろうぜ!」桜木
「ナンデスカ?」べノン
「リバウンドはまかせろ!」桜木
「オー アレネ!」べノン
べノンはリバウンドを桜木に任せ、相手のシュートを打たれるのを見るやタイミングを見計らい、前方へスタート。
桜木がリバウンドを抑える。
「ノンちゃん! パース!!」桜木
ロングパスがべノンに通りカウンターを決める。
3分が経つころには12点差となる。
「見たか! センド―!」桜木
「おお なるほど。」仙道
「12点差か。ここまでやられるとはな、、。」土屋
「淳! どうする気だ?」チームスタッフ
「いや。いかなしゃーないでしょ?」土屋
「しかし監督命令は?」チームスタッフ
「もう十分ですわ。実戦感覚も必要でしょ?」土屋
土屋淳がジャージを脱いだ。
「でたな!ツッチー! さっきこの天才バスケットマン 桜木の華麗なるパスで息の根を止めたところだ!」桜木
「土屋。出てきよったか!?」南
「・・・・」仙道
「じっとしとられへんかったわ。行くで。」土屋
早速、土屋にボールが渡る。
「南。久しぶりやな。こんな形での再会になるとはな。」土屋
「あかん。俺は再会を懐かしんどる場合じゃないで。がっつりいくで!」南
南とマッチアップする土屋。
「ドリブルか、、、シュートか、、、パスか、、?」南
土屋、南のブロックをあざ笑うようにドライブからのストップ&シュートモーションからパス。
「めっちゃなめらかなフォームや、途中まで完全にシュートやったやろ?」南
「どんまい。南君。」仙道
仙道にボールが入ると土屋がマークについた。
「仙道。やろーや。」土屋
仙道はパスを選択したが、スティールされワンマン速攻を受けてしまう。土屋はコートの上から見ていた中でまだコンディションが万全ではない現在の仙道に抜かれることはないと、味方にスティールを積極的に狙えと指示をしていた。
巧みなディフェンスでパスコースも限定していた。
再び仙道と土屋のマッチアップ。
次はドリブル突破を図る。
「仙道さんが、抜けないで!?」彦一
「あんな仙道、珍しいな。」宮城
仙道からボールを奪った土屋が速攻で仕掛ける。
桜木が追いつくが、直前のパスでアシスト。
「めっちゃ、スピードあんねんな。」土屋
「ぬっ そりゃ 当たり前だぜ。」桜木
土屋と仙道のマッチアップは続いた。
土屋のオフェンス。
「仙道、ごまかしはきかへんで。まだまだ実戦にはついていけへんやろ?」土屋
「いーや、ついていってやる!」仙道
土屋に必死にくらいつく仙道だったが、土屋が1枚上手だった。土屋の出場で息を吹き返し、試合は拮抗した。
仙道がペネトレイトできないなか、
オフェンスでは南がミドルシュートを含め、インサイドにも進入し引っ張った。
「ナイス! カリメロ!」桜木
「勝たなしゃーないで! 土屋から離れたところで俺が決めたる!仙道、早めにまわしていいで!」南
「OK! 南君。まわすよ。」仙道
しかしとうとうトライアウト組は、1点のリードを許してしまう。
残り時間、55秒。
続