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【SLAM DUNK Gl】92話「南烈だけに出来るチャレンジ」
故意であるかどうかは別として結果として南烈は神宗一郎をコートから追い出した。
チームは勝利したものの、その余波は大きく汚名をきせられた。
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神宗一郎とチーム関係者に謝罪し当事者としては和解したが、
それでもコート外の声はおさまらなかった。
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南への執拗なブーイング、ネットでの誹謗中傷も散見した。
企業の看板を背負うCBAリーグにあってチームもそのイメージ低下として南烈の扱いに頭を悩ませた。
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南自身もしばしば精彩を欠くプレーに終始する日々を送った。そしてベンチメンバーからも外れることも少なくない。
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悩める南は、恩師、北野のもとへ足を運んだ。
「なんや 南、えらい 騒がれてるやないか?」北野
「北野さん。 俺、わざと じゃないんです。」南
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「ほな 気にせんでもいいやろ?」北野
「しかし、、、。」南
「エースキラー 気になるんか?」北野
「・・・・」南
「エースキラー かっこええ ネーミングやないか?」北野
「見る角度を 少しでも 変えてみい?」北野
「見方を ですか?」南
「真のエースキラーになれたら そりゃ 大そうな ネーミングやろ。」北野
「真のエースキラー、、。どういう意味ですか?」南
「南、どうなるんかは自分次第やで。エースキラーの異名を背負った、お前だけに出来るチャレンジや。」北野
「俺だけの、、チャレンジ、、。」南
「その先にある光景を見れるのはチャレンジした奴だけや。あーだこーだ 言う奴なんてな、大抵チャレンジしてない奴の言うことや。」北野
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「!? (はっそうか?)」南
北野の言葉に南は何かを気付かされた気がした。
「わしは まだ 楽しんでるで。南 楽しんでるか?」北野
「ええ 勝つで 自分にも、、、、、。」南
「負けたということに負けないことやぞ。」北野
「勝ったほうが100倍 楽しいもんな。」南
「せやねん。」北野
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帰り支度をする南に北野は声をかけた。
「希望を捨てたら あかんで
あきらめたら そこで 試合終了やで。」
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恩師、北野の言葉は身に染みた。南にしか見られない光景、南だけに出来るチャレンジ、
この思想は、同じ頃、怪我を負い入院中の三井寿に安西がかけた言葉と似通っていた。
(栄光と挫折 もう一つのモチベーションより)
あきらめたら、、、、、、。
北野と安西は大学の同期で旧知の仲だった。
「(北野さん ありがとう。しかし 真のエースキラーってどういうことやねんな。)」南
帰路に着く間ずっと考えていたが明確な答えは見つからなかった。
そして南はもう一人の会っておきたい人物のもとへ向かったのだった。
続