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諸星大・愛知の星 編・振り返り


第4章「レーゼンダンク神奈川 集結」編



新たな日本バスケットのリーグ、ユナイテッド・ジャパン・バスケットリーグ「UJBリーグ」開幕に向けて、神奈川のCBAリーグ所属、川部製作所とJBAリーグ所属チームが文字通り統合され、「レーゼンダンク神奈川」が誕生。

川部製作所は引退した三井寿の元所属チームであり監督は継続して星山監督が指揮をとる。
UJBリーグ開幕前に開催されているドリームズ・ファンド杯の予選リーグを突破し、ベスト4進出。

準決勝の相手は、

土屋淳、桜木花道、南烈、仙道彰、福田吉兆らが所属するヴィルフェーダ大阪に決定。

レーゼンダンク神奈川は、三井寿と高連係を構築した元代表「杉村直也」が主将を務める。

第4章「レーゼンダンク神奈川 集結」編に最初に登場となったのは、原作キャラクターでもある通称


「愛知の星 諸星大」


原作キャラクターとは言え、プレー描写はほとんどなくその実力はベールに包まれている。原作初登場は愛知県予選決勝リーグ、試合序盤、怪我による担架で運ばれてくるというある意味、衝撃的な登場シーンとなった。


不本意ながらこの試合の相手として登場した名朋工業、森重寛の衝撃度の引き立て役としての印象が高まってしまった諸星大。


インターハイ本戦、湘北ー山王戦を会場で視察した際にも愛和学院監督に

スーパーエース・沢北を倒せるの諸星!!はお前しかいない!!」

と後押しされるが

はっきりいって、、、自信なし」
と描写されている。

その後、流川楓が沢北栄治に対し奮闘を見せると、

もはや沢北と同等」

と驚きの表現が描写されている。以上の原作描写から推測される諸星大の実力はいかなるものなのか?

これらを踏まえて、今作品の諸星大を描いていきますのでご容赦いただければと思います。

本編の冒頭、インターハイ広島大会、山王工業を破った湘北を迎える。ここは原作でも記載されたように山王工業との激闘が嘘のように湘北がボロ負け、即ち愛和学院が大勝。
高校卒業後も世代の実力者として大学時代も活躍。

甘いマスクと人気を博し、広告塔の役割も視野に入れながらプロ化に根ざしたJBAリーグへの入団が決まる。

諸星の誤算は、同世代最強の選手とも言える河田雅史のJBAリーグ参戦だった。
高校、大学、JBAリーグと三度立ちはだかる大きな壁となる。

ルーキーイヤーを主力としてプレーするが、海外レンタル移籍を前提とし、タイトルをノルマと課した河田雅史のルームショー埼玉に敗れる。

優勝を逃した諸星は、その差を少しでも埋める為、歩みを止めなかった。その回あってか、
2年目のジンクスも吹き飛ばす活躍を見せ、優勝争いを演じる

ここで河田雅史、そして土屋淳との三つ巴となり天王山を迎えるが何れも敗退してしまう。

この時、諸星の脳裏がフラッシュバックする。

高校時代での重要な試合での敗戦、
JBAリーグ、天王山の敗戦、、、


※ウインターカップにて1年時の沢北栄治と対戦。敗退しているとこの作品の創作としています。インターハイでの「沢北を倒せるのは、、、」の件は、その後、成長した諸星なら倒せると愛和学院監督の見解、期待が込められているという設定

後一歩のところで結果が出なかった2年目のシーズン、諸星大は1年目のシーズン同様、オフ返上で自主トレにはげんでしまう。これが落とし穴であった。

3年目のシーズン、とうとうその落とし穴にはまってしまう。
シーズン序盤、体に異変を感じ、練習を休んでしまう。しかし諸星本人は特に目に見えた故障を抱えたわけでなく、翌日から練習に復帰。練習を続けた諸星の状態は上がらず、病院にいく。そこで診断されたのが
オーバーワーク症候群の初期段階の兆候があるというもので休暇の必要があるというものだった。
にわかに信じがたい診断を受け入れることが出来ず、練習を継続してしまった諸星は完全にオーバーワーク症候群となってしまう。

地元、愛知での休息を命じられた諸星の前に現れたのが小学校からの同級生、

素原空澄という女性だった。

空澄は「愛知の星」を見に行こうと誘う。
夜空の星空を見ながら

自ら光を放つ星は何れ爆発してしまう、星の輝く方法は1つじゃない、太陽の光を反射させて輝く。
光を浴びる時間も、日中、青空に潜む時間も、星を引き立てる澄んだ空も必要で、1人で輝こうとしなくていい。

星の輝く方法を引き合いに出し

諸星に1人で抱え込まなくていい、まわりを頼ることも必要だと助言した。

愛知での休息を経てチームに合流したが、オーバーワーク症候群という病気は一筋縄ではいかなかった。気づけば復帰出来ずに3年目のシーズンが終了してしまう。

3年契約の諸星は1つの決断していた。退団願いを持し、自身の意向をチームに報告。

これ以上チームに迷惑をかけられない。インドネシア、バリ島で個人で活動し、トレーナーを雇い病気に向き合う。日本とは別の太陽を浴びることを決断していた。

しかしチームは契約延長を打診、素原空澄が必ず「愛知の星」を再生させて見せると、星を引き立てる澄んだ空になると、前日に契約延長を直訴していたのだ。

チームはトレーナーや現地でのトレーニング環境もサポートすることを約束、諸星大は契約延長のサインをした。

4年目のシーズンはバリ島でオーバーワーク症候群に向き合い終了。

こうしているうちに日本バスケット界は大きく動く。

新たなリーグ、ユナイテッド・ジャパン・バスケットリーグの開幕の前哨戦。
ドリームズ・ファンド杯の開催が決定。

神奈川を拠点とする諸星大の所属するJBAリーグチームとCBAリーグチームが統合し名称が変更した

「レーゼンダンク神奈川」に入団。

ドリームズ・ファンド杯、予選リーグを突破したレーゼンダンク神奈川は準決勝でヴィルフェーダ大阪を迎え撃つ。

第4章「レーゼンダンク神奈川 集結」編
諸星大「愛知の星」編

諸星大は、実力も人気もある選手でありながら重要な試合で結果を出せず、あくなき向上心からオフ返上でのトレーニングがオーバーワーク症候群という病気に引き起こしてしまった。自身の通称である「愛知の星」にかけて
星の輝く方法を模索しながら、輝く星を見据え、素原空澄とともに這い上がっていく。

スラムダンク原作において、桜木花道、宮城リョータというところで多少の恋愛要素はあったものの、他の人気キャラクター、中心キャラクターにおいては皆無だった。今作品では、


牧紳一は日本を代表するアスリートである三田良佑へのリスペクト、


仙道彰は、異国での友情、松田雅志とのカリスマ同士の共演が描かれた。


恋愛要素を描けるキャラクターがいるなら?

筆者は諸星大なら許される、諸星大なら描いてもよいと直感的に感じ、「愛知の星」編のストーリーを描いた。


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