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【SLAM DUNK Gl】15話「田岡茂一の脚本」


木暮と彩子は改めて待ち合わせた。

テルノン会長の記者会見場で会った田岡茂一の事、そこで田岡の考える突破口の事、それに必要となる人物像の事を話した。


田岡茂一の脚本とは、

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・古い体質でしがらみだらけのバスケ界にわだかまりのない第3者的立場の新リーグ設立の為のチェアマン招聘

・影響力があり、世界的な知名度を持ち、ビックスポンサー契約を可能とする人材

・資金力で人気チームを参入できるオーナー

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田岡茂一の脚本を聞いた彩子。

「なるほど。そしてそれを実行するのが木暮先輩ということですね。確かに日本バスケ界に影響力を持つ人材が関われば話題性も出ますし、古い体質があぶりだせれば改革も進むかも。」彩子

「彩子があんな大手の会社に勤めているなんてびっくりしたよ。誰か人物像に当てはまる関係者はいないかな?」木暮


彩子はスマホを見ながら探す。時折、写真も見ながら画面に見ている。

「あれっ!? この人と飲んだの?」木暮
「あー前に 会いましたよ!」彩子
「えっ 飲んでるの? やっぱりテレビで言ってることは嘘!?」木暮
「ちゃんとノンアルコールでしたよ(笑)。」彩子

その時、彩子が何かを思いついたかのように話した。

「木暮先輩、SNSやってますか?
今は自分から発信できますし、直接本人に声を届けることだって出来るんですよ。」
彩子


「直接交渉しちゃいませんか?」彩子


「えっ!?それはさすがに無理あるんじゃ、、、」木暮

「そんなことないですよ。この人なんて、新しいチームの代表役にコメントをした大学生を抜擢したなんて実例もあるんですよ!! 先輩、スマホ貸して下さい。」彩子



彩子の行動力にタジタジになりながらも今は少しでも前に進むことが必要だと言い聞かせる。

彩子は木暮のインスタグラム開設を完了させる。

「これをこうしてこうするんです。」彩子
「なるほどなるほど。彩子はやってるの?」小暮
「もちろん。」彩子
「へ-有名人との写真も結構あるね-フォロワー数もすごいじゃないか!」木暮

「先輩、この人なんて、ぴったりの人だと思いませんか?」彩子

「確かに、、、両者の言い分なんてぶったぎってくれそう、、、、。影響力、知名度も、、、、資金力もあるだろうな、、、、。」木暮

「先輩やりましょう!!」彩子

「わかった、、、。」木暮
「ありがとう! また力になってくれよ!」木暮

「もちろん!実現したらあたしにも出来ること広がっていくような気がします。」彩子


果たして彩子の発想は、

木暮の、田岡茂一の脚本の役者、

日本バスケ界を救う突破口になるのか?

木暮公延、名役者へ。

改革の一歩を確かに踏み出した。

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