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乳がん12 今思うと…初期症状
2023年8月人間ドック
右胸…乳腺嚢胞 左胸…乳管内乳頭種疑い
5年前から同じ症状があり、一度大きな病院で検査も受けていたので経過観察のみ。
2024年8月人間ドック
右胸…乳腺嚢胞 左胸…乳管内乳頭腫疑い、石灰化
今回は石灰化で要精密検査になり、紹介状とともにCDも同封されていた。
今思えばだが、半年ほど前から右と左の胸の大きさの違いが気になっていた。もともと差はあったのだが、ある日、明らかに左の方が一回りは大きくなっていることに気づいた。一瞬、乳がんが頭をよぎり、冷や汗が出て、あわててネット検索をする。
すると、急激に太った場合など、左右の大きさの差が目立つようになることがある。左の方が大きいという人が多い。乳がんではひきつれがおこり、ガンのある方の胸が小さくなることがある。
など、私にとって都合のいい情報がたくさん見つかった。それで自分の中では乳がんではないと勝手に確信した。特に、ここ1.2年で10キロ近く太っていたので、急激な体重増加が左胸の大きさの原因だと思い込んだ。時々、お風呂で鏡を見るたびにちくっと心にひっかかるものはあったが、気にしないようにした。
ただ、今思うと、左胸の大きさは、がんの影響によるものだったと思う。私のがんは左胸の広範囲に拡がっていた。大きくなってもおかしくはない。それに明らかに異様な左右の大きさの差だった。
私は幸いにもDCISという診断だったが、これがもし進行していたら、もっと早く、気になったときに病院に行っておけばよかったと激しく後悔しただろう。
ただ、毎日、毎日、身体のあらゆるところを気にして生きていくのはしんどい。
特に私の場合は、大腸がんから5年後の乳がんである。人よりもだいぶ確率が高い気がする。
それに、子宮がん検診で引っかかったことも、胃のポリープで引っかかったことも、膵臓、肝臓にも嚢胞がある。気になりだしたらきりがない。
明らかな体の異常や人間ドックでの再検査の連絡を無視し続けるのはよくないと思うが、かといって年中がんに怯えて生きていくのもなぁ。
本当に生きるのって大変。