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乳がん⑤ 広背筋皮弁による乳房再建
乳がんの手術が決まって次に考えたのが再建するかどうか。
最初、乳がんかどうかと悩んだ時は、再建なんて考えもしなかった。というか、乳がんって私にとっては一番怖い病気で情報も避けてたから、再建のイメージすらできなかった。
今まであったものがなくなる喪失感。想像もできない。
担当医に考えてみましょうと言われ、いろいろ考えた。
その結果行き着いた選択が広背筋皮弁による再建術。
理由1 体に異物(インプラント)を入れる勇気がない。
理由2 私の病院は自家組織再建に関しては広背筋皮弁による手術しか行っていない。
理由3 片方だけなくなるという喪失感に耐えられる自信がない。
理由4 旦那、母、妹、乳腺外科、形成外科の先生、誰にも広背筋皮弁に関して反対されなかった。
実際、私の病院では圧倒的にエキスパンダー→インプラントによる再建が多いようだ。自家組織による再建はおそらく年間一桁台。もっというと、再建しない人の方がずっと多い。
なので、自家組織再建にはよっぽどマイナスのことがあるのかと心配したものの、誰に相談しても誰も止めてくれなかったので、決定することができた。これってありがたかった。たぶん私の中では答えが決まっていて、それをみんなわかっているからそれがいいやんって応援してくれたのだと思う。
再建するもしないも、再建の方法も人それぞれだと思う。私は私の選択を尊重してくれたみんなに感謝。