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乳がん11 病理検査結果

入院13日目に病理検査の結果、当初の診断通り非浸潤性だったと聞いた。入院中もずっと浸潤しているのではないかと不安で最悪のケースを考えてシュミレーションしていた。抗がん剤、ホルモン治療、休職できるか…などなど。

私の乳がんライフは去年7月に受けた人間ドックのマンモグラフィによる検査で区域性の石灰化が見つかり、要精密検査となったことからはじまった。その後マンモトーム検査のできる病院で非浸潤性乳管がんだと診断される。
ただ、去年全くなかった石灰化が1年でたくさん見つかったこと、石灰化の範囲が約5センチと広かったこと、10月には石灰化のあたりにしこりらしきものに触れるようになったことなど、浸潤を疑わせる理由が私のなかでふつふつと湧いてきてしまった。本やネット検索のおかげで詳しくなればなるほど悪いほうに考えてしまう。

退院前日、主治医に詳しい結果はまたいうけれど、とりあえずステージ0だったよと言われたときは、思わず先生に抱きついてしまった。今まで、告知のときでさえ、常に冷静な患者でいようと努めてきたのに…私もまだまだだと実感。

乳がんと診断され、手術も終わり、検査の結果も出て、一区切りついた。あらためて考えると、今回、ステージ0だったのはラッキーという言葉では済まされないと思う。本当にたまたまだっただけで、これからも何が起きるかわからない。
ついていたという言葉、ついていなかったという言葉で片付けず、その都度現状を受け入れて前を向いて生きていくことが大切なんだと思う。
自分はまだまだ精神的に弱いことがよくわかった。人生修行を続けなければいけない。

ちなみに詳しい病理検査の結果を先日聞いてきた。驚くほどあっさりしていて、癌のタイプもDCISなので調べません。次は1年後の検診です。無治療です。で終わった。
なのでガンの広がっていた範囲もタイプも私にはわからない。詳しく聞こうかとも思ったけれど、それも必要ないかと思って聞かなかった。
1年後というのは少し不安だが、先生が言うならそれでいい。

乳房再建してくれた形成のフォローはまだ続くと思う。2週間ぶりに明日診察がある。背中の水、なくなっていたらいいな。

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