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改めて思う、これからの子供に本当に必要な学力1
こんにちは、今日もお読みくださりありがとうございます。
探究教室や不登校支援をしています「きときとの杜」です。
読んで実践するだけで子供との関係がフカフカになるブログを書いています。
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今日は改めて、これからの子どもたちに必要な学力についてまとめておきます。
教育の過渡期である現在は、新旧入り乱れ、格差助長の大変な時代です。
小学生のうちに必要な力をマスターさせて自信たっぷりな子供にしておけば、そのあとどんな荒波が来ても自分で考え乗り越えていくことができる。
そのためにメインは小学生の保護者を対象に記事を書いています。
もちろん、いつからでも子供の自信を育むことはできますので、
どの年代の方も(自分育てにも?)活用してもらえます。
それでは、スタートです。
これからの時代に必要な学力は
「自分の知りたいこと、実現したいことをするために粘り強く学んでいく力」です。
そのために
「自己理解」と「コミュニケーション力」と「基礎体力」が必要です。
この3つの力をつけることで、自分には今何が必要なのか判断して情報の渦に巻き込まれない、自信たっぷりの子を育てることができます。
一つ一つ解説していきますね。
まず、自己理解です。
朝起きたら何を飲みたいですか?
まず、どんな情報が知りたいですか?
どんな人と何を話したいですか?
今、自分の希望を言葉にすることができたでしょうか?
出来た方には次の質問です。
それは何のためにやっていますか?
例えば、何のためにその飲み物を飲んでいますか?
何のためにテレビからの情報を得ていますか?
何のために今話していますか?
「自己理解」が進んでくると、このような質問にすぐに答えられるようになります。全てのことは自分の要求とつながってくるからです。
「めんどくさい」「そんなこと考えている暇ない」
そう思われるかもしれませんが、
高い目標を掲げている受験生はどうでしょう。
おそらく、朝の情報も、朝食も話す内容も、すべては受験に向かっているはずです。
受験には区切りがありますが、人生には区切りがありません。
自分の要求を丁寧に感じ取り、生活の選択につなげていく。
それがこれからの時代に本当に必要な学力になります。
こんな話をすると、
将来の仕事の夢やなりたい自分を明確にして、そこに向かって目標をたて、努力できる子を育てようとする方がいます。
「野球選手になりたい」「作家になりたい」「イラストレーターになりたい」得意なことで、具体的に将来の夢を語ってくれたら、大人はとても安心します。
しかし、だれもが大谷選手になればいいわけではないし、ヨシタケシンスケさんになればいいわけではなく、その子はその子の生き方を全うすればいいので、
具体的な目標を置いて、逆算するのではなく、日々、自分の要求を丁寧に聞くことのできる子になるということが重要です。
「きときとの杜」探究教室では、「どうしてもやりたい」ということをなるべく実現できるようにしています。最初は「なんとなくやってみたい」「なんとなくそんな気がする」そのような要求ですが、「実現できる」と分かったとき、子供は自分の要求をちゃんと聞き、表に出すことができるようになります。
「何がしたいの?」「これやってみる?」と子供にあれこれ聞く必要はありません。「なんとなく・・・」が出てきたときにちょっと深く聞いてみることです。そうすることで、子供は自分の要求に自信を持つことができるようになります。
長くなってしまったので今日はこの辺で。
次回は「コミュニケーション力」と「基礎学力」について書きます。
それではまた、お読みくださりありがとうございました。
つながって学ぶ
「きときとの杜」