新卒で入った会社を10年で辞め、外資系企業へ転職する話
2024年3月、新卒入社以来10年間勤めた会社を辞めました。
そして、4月から外資系企業へ転職します。
新卒で入った会社は、日本人なら誰もが知っているような大企業です。
親からは、一生安泰なんて言われたりもしました。
でも10年勤め、ささいな違和感が生まれ、それを見て見ぬふりできなくなりました。
そして、これまでの自分だったら絶対選べなかった、
外資系企業という道を選ぶことにしました。
この節目となる時のことを、文章として残しておきたくて、
また転職を考える誰かの役に立てればと思い、
記事を綴っています。
転職を志すきっかけ
①入社7年目、2021年1月
会社の研修で一冊の本を読みました。
・入社して10年間は、全力で目下の仕事に取り組み、基礎を磨くこと。
・その後、専門力を身につけよ。
うっすらとしか覚えていないですが、
入社8年目を迎える自分に、社会人10年目という節目を明確に意識するきっかけを与えてくれました。
意識するようになったといっても、
「ああ、何かしないとな、」とふとした時に思い出すだけで、
何か行動にはつながりませんでした。
②入社9年目、2023年1月
年末年始に、似たようなテーマの本を二冊読みました。
10年目を目前にしつつも、具体的な行動を起こせずにいた自分に、
不甲斐なさや焦りを感じたのを覚えています。
③入社9年目末、2023年3月
社会人人生の転機となることがありました。
上司と年度末の成果面談をしたのですが、
数年にわたり努力し、自分の強みとして認められてきたことが、
成果として全く認められなくなったのです。
上司の言うことはもっともと納得しつつも、
自分の仕事観に小さな違和感を残しました、
「このままでいいのか?」、と。
ふと「日本型キャリアデザインの方法」のことが思い出され、
10年目が終わる2024年3月までに、
次の10年仕事に真摯に取り組むための仕事観を再度固めよう。
と心に決めました。
この段階で正直退職は意識しませんでしたが、
このままずるずる現職を続けたら、いつかダメになる。
そんな危機感があったことを覚えています。
自己診断
まずは、自己診断をひたすら行いました。
・何が出来るのか。
・今はできないけど何をできるようになりたいのか。
・どんな時に仕事のやりがい、意義を感じるのか。
自分の考えを紙に書いては消してを何度も繰り返しました。
これらは、「日本型キャリアデザインの方法」に書いてある天職の見つけ方の一部です。
・現職の半導体エンジニアという軸はずらしたくない。
・英語を仕事としてつかえるところに挑戦してみたい。
・チームをサポートし感謝される立場の仕事にやりがいを感じる。
という自分の思いに気づくことが出来ました。
英語学習のプログリットを卒業した時期だったことも大きかったですが、
挑戦してみたい気持ちがあったことには驚きました。
(プログリットでの体験内容は、下記記事をご覧ください。)
現職を貫くか、転職するか
自分の思いを見えるようにしてから、
・現職を貫くか
・転職するか
を考えるようになりました。
現職でも英語を活用できる職はありますが、
内容的にどうしても惹かれませんでした。
かといって、転職サイトに登録し、いろいろな会社の情報を見ても、
今一つピンと来ず、悶々とする日々が続きました。
最終的には、
今までと環境を変え、現職ではできない未知の環境で挑戦したい
と思う気持ちが強く、外資系企業を受けることとしました。
とはいえ、現職を続けながらの転職活動は、後ろめたさもあり大変でした。
また、面談で厳しいことも言われたこともあり、
内定を頂いた後も、
「本当にこの選択肢でいいのか?やり切れるのか?」
と、何度も迷い2週間ほど受諾できませんでした。
それでも最終的には自分の気持ちが勝り、
最初に定めた10年目が終わる2024年3月に退職という形になりました。
転職が決まった今の気持ち
正直、不安や焦燥感は強く、キリがないほど挙げられます。
・まったく英語が通用しなかったら?
・転職先の上司や職場の人と合わなかったら?
・全然通用しなくて1年ももたないで退職してしまったら?
でもそれより今は、
1年前の自分じゃ考えてもいなかった、
新しい環境に挑戦する選択をした自分を誇りに思えています。
また、現職に対するネガティブな気持ちは全くと言っていいほどないです。
フェーズやタイミングが合わなく、
今の自分が頑張りたいと思えるところではなくなっただけ、
と思っています。
おわりに
尊敬する先輩がよく引用していた言葉を残したいと思います。
幸運の女神には前髪しかない。
↓↓↓
一瞬にして目の前を走り抜ける幸運の女神を捕まえるには、
見つけたら迷わず前髪を掴もうと手を伸ばさないといけない。
でも、気持ちだけの問題じゃない。
来るべき時に手を伸ばせる位置に立っていること、
すなわち、いつチャンスが来てもいいよう準備を整えていることが大事だ。
というものでした。
偉そうなことは言えませんが、今思い返してみれば、
10年目という〆切を定め、
粛々と英語力をつけ、
自分の思いを何度も文字に起こす準備をしたことで、
外資系企業への転職というチャンスを掴めたのだと思っています。
明日4月からは、このチャンスを幸運にできるよう、
新天地にて全力で取り組んでいくしかない、と腹を決めています。
最後まで記事を読んでくださり、ありがとうございました。
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