見出し画像

確定申告が「ラスボス」なら、すべての個人事業主は「勇者」かもしれない

確定申告を義務教育で教えてくれればいいのに。

個人事業主になって7年目。
そんな想いはますます強くなっている。

副業が推奨されて、1つの会社だけに収まらない時代が来ている。
そんなことが言われだして久しいけれど、独立開業するにしても、副業をはじめるにしても、私達の前には必ず一つの壁が立ちはだかるのだ。

そう、それが「確定申告」だ。
ちゃんと売上や経費を適切に取り扱わないと、脱税になってしまって税務調査がやってきて……、そんなざっくりとしてるけど、怖いイメージが先行してしまう。

そして今の時代、怖いのはなんとなく数字を入力していけば「確定申告の書類は出来上がってしまう」ということだ。
会計ソフトがぐんぐん便利になって、専用ソフトをダウンロードしなくてもネット上で登録できて、確定申告書類として提出する段階の書類が「作れてしまう」。
そして、提出したとき間違っていたとしても、税務調査が来ない限りは間違っていても気付けない。

確定申告はマイナンバーカードの存在もあって、税務署に行かなくてもスマホひとつで完結する時代になったけれど、裏を返せばそれだけ自分自身に知識と責任が求められる時代になったとも言えると思う。

そんな状況にも一石を投じたくて、1/26(日)は「確定申告と、事務にまつわる道具展」というイベントを開催することになった。
とっつきにくい確定申告も、便利な道具や適切な知識があれば、もっと楽に攻略できるはず。
今回は前回のnoteに続いて、展示や販売予定の楽しい情報をご紹介したい。

確定申告を頑張るRPG

「確定申告を頑張るRPG」をご存知だろうか。

あをにまるさんが開発されているフリーゲームで、ロールプレイングゲームを楽しく遊んでいるだけで、確定申告の知識が付いてしまうという説明だけでも面白さが伝わってくるゲームだ。

今年の1月にプロローグが公開されたことも合って、SNSでも大変な話題になっている。

魔王を倒した勇者が、税金に追い詰められる姿はとてもシュールでそれだけでも面白いのだけど、よく考えればロールプレイングゲームに慣れ親しんだ日本人が最も体験したことのある個人事業主に近い職業は「勇者」なのかもしれない。
モンスターを倒して得たお金には税金の支払い義務や帳簿への記帳も必要ないから見過ごしがちだけど、そこに日本における税金がかかったら……と思うと、確かに旅はめんどくさいし、なんならパーティーメンバーに一人は税理士が必要になってきそうだ。

https://plicy.net/GamePlay/196603

ゲームそのものは、上記リンクから誰でもプレイすることができる。
しかしあえて今回は、作者である「あをにまる」さんと、ゲームを作成される際に使われていたソフト「RPG MAKER」の制作会社である「Gotcha Gotcha Games」の許可をいただいて、「確定申告と、事務にまつわる道具展」でもプレイ可能な状態で展示させていただくことになった。

ぜひ気になっていた方は、会場でもプロローグをプレイしてみてほしい。

勘定科目が見えるアイテムたち

あれ? この領収書の勘定科目って何にあたるんだっけ?

そんな疑問が浮かんでくるのも、溜め込んだレシートを大量と向き合うこの季節にありがちなエピソード。
勘定科目というのは、経費を一括りにするのではなく、何に使ったかをしっかり区分するための項目なのだけど、業種によっては同じもので取り扱いが違ったりするので、その都度税理士さんに聞いたりしながら対応しがちだったりもする。

SFやゲームの世界みたいに、アイテムを見るだけで勘定科目を判別できたら良いのに……
そんな妄想を具現化したのが「勘定科目」なアイテムたちだ。

実際に本に挟んで使える「新聞図書費」な活字ブックマーカーだったり。

消耗品費と一目でわかるサインペン。

その他、カフェメニューにも工夫を凝らしてご用意する予定なので、当日は会場で手にとって見ていただければと思う。

WORKERS'BOXへのラベリングサービス

電子帳簿保存法が始まったとはいえ、まだまだ紙の書類に翻弄されるのが確定申告。
今回は家のお店でも取り扱いつつ、確定申告書類を実際に入れて愛用している
「WORKERS'BOX(ワーカーズボックス)」のメーカーであるHI MOJIMOJIさんにも出店を頂き、購入者にはラベリングのサービスもしていただけるようにしていただいた。

なぜ、かっこいいラベリングが重要なのか。
それはこの写真を見ていただければわかる。
2024年度分の確定申告関連書類を入れるために使うのに、2025年になったものだから2025年と書いてしまうようなエラーを起こした私からすれば、ラベリングまでしてもらってかっこよく箱を作るのは本当に憧れなのだ。

ぜひ、WORKERS'BOXの利便性に触れつつ、去年分や今年分の確定申告を収めるボックスをこの機会に揃えていただければと思う。

事務にまつわるのは「効率」だけじゃない

事務にまつわると題したイベントだけあって、今回は幅広い道具を展示や販売させていただく。
そんな中でイチオシしたいのが、「YACHTのうえださん」のプロダクトたちだ。

私自身も使っている「TETANPO」は、中に小豆が入れられて、レンジで温めると手のひらをじんわりと温めてくれるアイテムだ。
スマホから手を離し、ほっとできる一息を提供してくれるその優しさを今回は会場でも体験していただけるよう、レンジも会場に準備してもらって環境を整えている。

うえださんのXでのポストより引用
https://x.com/kkahmtm1105/status/1879334832259682684

他のアイテムも、ワークスペースを素敵にしてくれるアイテムばかり。
うえださんも会場に実際に立ってくださるので、ぜひプロダクトの背景も聞いてみていただければと思う。

2025年の確定申告はゲーム感覚で

ドケットストアとしても初めての試みとなる「確定申告」なイベント。
個人事業主にとってのラスボスに近い存在を、様々な道具や知識を得ながらRPG感覚でクリアするのも悪くないと思います

もちろんナンバリングタイトルのごとく、1年に1度やってくる確定申告というラスボスは、日々の領収書をこまめに片付けることでも「弱体化」することができます。当日も展示や販売を行うレシートスキャンボードや、イベントで体験できる最新型のスキャナーなど、展示も盛りだくさんでお送りします。

ぜひ、1/26(日)は東京の高円寺でお待ちしております!

確定申告と、事務にまつわる道具展
日時:2025年1月26日(日) 10:00~19:00
会場:小杉湯となり
東京都杉並区高円寺北3丁目32-16-2
主催:小杉湯となり、DOCKET STORE、株式会社PFU
入場料:無料

レシートスキャンボードはオンラインストアでも販売しております


いいなと思ったら応援しよう!