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村上春樹を巡る冒険@202405-08
今年のGW明けからデジタルデトックスも含めて、村上春樹関連の書籍を24冊ほど読破しました。
評論は内田樹さんの「もういちど村上春樹にご用心」が面白く、初期の作品のルーツとなった本を指摘してて、これらも読んでみました。
The long Goodbye(レイモンド・チャンドラー)
The Great Gatsby(スコット・フィッツジェラルド)
Catcher in the rye(J・D・サリンジャー)
The long Goodbyeは良かった。私立探偵フリップ・マーロウのシリーズで、とにかくハードボイルド。推理小説なので、展開もスリリングで伏線の回収も見事。ただ、キャラが多いので、ストーリーと展開をちゃんと追うのがなかなか難しい。
に対して、ギャツビーとキャッチーは時代背景や文化的なところが理解できず、ちゃんとした評価をできるほど理解できない状況。世界大戦の前後、この年代の作家、同世代の本を読んで、相対的にみないと、一回読んだだけで面白い、素晴らしいって言う感想は言えない。
「ノルウェーの森」もネットで感想を色々と探してみたのですがかなり割れてて、評価が難しい。下ネタ気味の会話や表現が多いために作品の意図が読みにくいらしい。
その中でもこの方の考察が良かった。読み切ってから読んだほうがいいかもですが。
で、年代別の全集が出てて、初版本に、ご本人の「ノルウェーの森」の自作解説があるらしいのですが、図書館で借りたのには、全集にはなかった。
なんとかして、手に入れて読んでから考察をしたい。村上春樹ライブラリーに行けば読めるのかしら。
秋口は90年代から2000年あたりを攻めよう、と考え中。借りた全集で「ノルウェーの森」も読切ました。やっぱり二回目のほうが理解ができました、
著書
1. 風の歌を聴け
2. 1973年のピンボール
3, 羊を巡る冒険
4. ダンス・ダンス・ダンス
5. アフターダーク
6. 海辺のカフカ
7. スプートニクの恋人
8. 色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年
9. 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド
10. 国境の南、太陽の西
11. ノルウェイの森(上・下)
12. ねじまき鳥クロニクル(上・中・下)
13. 女のいない男たち
14. 一人称単数
評論・翻訳関連
1. フラーニとズーイ(村上春樹訳)
2. ナインストリーズ(柴田元幸訳)
3. ザ・スコット・フィッツジェラルド・ブック (村上春樹翻訳ライブラリ-)
4. 翻訳夜話(柴田元幸/村上春樹 共著)
5. サリンジャー戦記-翻訳夜話 2 (柴田元幸/村上春樹 共著)
6. 再び村上春樹にご用心(内田樹)
7. The Big Sleep(村上春樹訳)
8. The long Goodbye(村上春樹訳)
9. The Great Gastby(野崎孝訳)
10. Catcher in the rye(村上春樹訳)
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