今話題の!ChatGPT Canvas 解説 / 教育関係者向け
※ 本 note は、ChatGPT Canvas の公式情報および実際の利用体験をもとに作成しています。利用の際は、必ず公式情報をご確認ください。
公式のページはこちら
ChatGPT Canvas の概要
ChatGPT Canvas は、従来のチャット形式に加えて、文章やコードをリアルタイムで共同編集できるようになっています!
教育現場では教材作成、授業準備、プログラミング指導など、さまざまな用途での活用が期待できます!
生成されたアウトプットに対し、必要な部分だけを即座に修正できるため、試行錯誤の負担を大幅に軽減できます💡
この機能は、無料版でも利用できるので、ぜひ試していただきたいです!
主な機能と特徴
リアルタイム共同編集
教員と AIが共同作業で、同一ウィンドウ上で文章やコードを編集するようなイメージです!
編集履歴・バージョン管理
各編集内容が自動で記録され、過去のバージョンに容易に戻ることが可能です!
何度も試行錯誤する中で、最適な内容に仕上げる際に役立ちます。
ショートカット機能
要約、デバッグ、レイアウト調整など、特定のタスクを迅速に実施できる専用ショートカットが搭載されています!
まぁ、見てもらった方が早いと思うので、まずは使い方をご覧ください!👀
基本的な使い方と操作方法
無料版で解説していきます!
Canvas の起動
まずは、通常のチャット画面を開いてください!
次のプロンプトを入れてみましょう!
そうすると、上記のような出力となりました。
左側には、チャット画面。
右側には、作成されたレポートが表示されています!
では、新しい指示を入れてみたいと思います!
そうすると、レポートを更新してくれています!
左側でチャットの履歴や応答を確認しながら、右側で常にレポートが表示されています。
普通のチャットのやり取りだと、上下のスクロールをたくさんやらないといけないので、この方式はレポート系を作る時にはとても便利ですよね!
もちろんコーディング(プログラミング)でも!👩💻
また、このような指示を追加してみると
また、しっかりと反映して編集してくれましたね!
実は、レポート側の下に " 何かを記述する… " と言うのが出ていて、ここに
次のテキストを直接追記してみます。
上のように、普通のテキストのように、編集もできるんです!
ということは?
下のように、途中の文章も削除することができます!
本当に、AI と共同編集しながらレポートを作成している感じですね!
このように手作業で追加もできますし、もちろん、該当部分をAIに作ってもらうこともできてます!
どう言うことかというと、
例えば、この部分だけ編集したい時
該当部分の末尾をクリックして
💬をクリックします!
そうすると、指示を入れられるので、
と、入れてみます!
そうすると、次のように該当部分だけ編集(今回は追加)してくれました!
他にも、編集したい部分をドラッグ&ドロップすると、
"ChatGPT に質問する" と言うところが出てくるので、
クリックして、テキストを入れられます!
と入れて実行してみます!
次のように、文章を編集してくれます!
もちろん、太字や斜字、大きさも変更できます。
どうでしょうか!?
ChatGPT 内で編集できるって、Google ドキュメント みたいで、使い勝手良さそうですよね!
ショートカット機能
上から、
絵文字を追加する
最終仕上げを追加する
読解レベル
長さを調整する
編集を提案する
があります。
絵文字を追加する
単語を絵文字に置き換えたり、強調や色付けのために絵文字を追加したりしてくれます!
中には、
単語
セクション
リスト
削除する
があります!
まずは、"単語" をクリックすると、次のようになりました。
上記のような出力があり、すっごい、キラキラしました笑
これを消したければ、"削除する" で消えます!
"セクション" をクリックすると、次のようにいい感じのブロックごとに絵文字を追加してくれますね!
"リスト" をクリックすると、箇条書きの場所に絵文字が追加されます!
最終仕上げを追加する
"最終仕上げを追加する"をクリックすると、⇧アイコンをクリックします。
ChatGPT からは、次の出力があり、文章のチェックがされました。
手作業で編集をした後に実行すると、誤字脱字とかを直してくれそうですね!
読解レベル
"読解レベル" をクリックすると、"現在の読解レベルを維持する"というメモリが出てきます!
この本のアイコンを下にすると優しくなっていき👦
上に行くと難しくなっていきます🎓
設定したいところに選択すると、"⇧"アイコンが出てくるので、これをクリックすると実行されます。
長さを調整する
"長さを調整する"をクリックすると、メモリが出てきます。
下に行けば行くほど短くなり、
上に行けば行くほど長くなります。
調整したい長さを決めてクリックすると、"⇧"アイコンが出てくるので、クリックしてください!
編集を提案する
編集を提案するをクリックすると、次のように黄色い部分に対して、右側に ChatGPT からのコメントが入ります。
ChatGPT からのコメントに、何をしようとしているのかが書いてあるので、適用するをクリックすると、
その提案コメント通りに編集してくれます。
教育現場での活用例
教材作成支援
ChatGPT Canvas を用いれば、授業用テキスト、試験問題、ワークシートなどの教材を AI と共同で作成できます。メリットとしては、
AI の柔軟な提案により、従来の固定概念にとらわれない創造的な教材作りが実現できる!
文章の構成や要点が明確になり、学習効果が高まる!
があるのではないでしょうか。
プログラミング授業での活用
プログラミングでは、Canvas のリアルタイム編集機能を活用して、生成されたコードの修正やデバッグサポートが可能です。メリットとしては、
生徒が書いたコードに対して、AI が即時に改善案やエラーチェックを提供🤖
実践的なコーディング体験を通じ、論理的思考力や問題解決能力が育成される!
と言うことが挙げられると思います。
私自身もプログラミングするときにバージョン履歴を確認できる点が良いと思ってます。
バージョン履歴と変更の表示
右上のツールバーの矢印からバージョン履歴を使用して、キャンバス ドキュメントまたはコードのバージョン間を移動できます。
これにより、以前のバージョンを確認したり、必要に応じてこれらのバージョンを復元したりできます。
コピー ボタンを選択して、作成したコンテンツをコピーすることもできます。
前のバージョン
"前のバージョン" をクリックすると、"バージョンに戻す" と言うのが下に出てくるので、ここから前のバージョンに戻すことができます。
変更を表示する
"右上の変更を表示する" をクリックすると、
次のように、変更した様子に色をつけて示してくれます!
導入時の留意点
利用対象の確認
現状、ChatGPT Canvas は無料ユーザーでも使用できます。
使用する時には、プロンプトで、
のような指示を追加するとできます。
ただし、主に ChatGPT Plus や Team ユーザー , pro 向けに提供中です。
無料版でも使えるんですが、次のように制限がかかってしまうので注意が必要です。
今回の記事の画像は全て、無料版で作ってきました。
有料版ですと、プロンプトを入れるところに、3点リーダーがあり、"キャンバス" という選択があるので、ここからモードを切り替えることができます。
ChatGPT o1 でも使用できますが、o1 pro mode や、最近アップデートされた ChatGPT o3-mini や ChatGPT o3-mini-high ではまだ利用できません。
いずれ利用できるようになってくるのかな?と思います!
おわりに
ChatGPT Canvas は、教育現場における教材作成、プログラミング授業、教員と生徒の共同作業など、さまざまなシーンで活用できるかなと思います!
従来の手作業による校正や修正の負担を大幅に軽減できたり、より質の高い授業資料や教材の作成ができますね!
また、初めて AI ツールを使う教員の方でも扱えると思うので、ぜひお試しください!