Gemini for Google Workspace / 有料プランにすると、データは学習されない
※ この note は、2024年2月24日付の情報をもとに作成しています。利用の際は、必ず公式の情報を確認してご利用ください。
※ サムネイルは、この記事を ChatGPT に与えて作成してもらいました。
Gemini for Google Workspace が発表されましたね!
今日は、この Gemini for Google Workspace の基本についてまとめていきたいと思います!
1.利用方法
これは、Google Workspace を利用している人につけることができる、オプションプランみたいな感じです!
Gemini for Workspace は現在、2 つのプランで利用可能です!
Gemini Business
Gemini Enterprise
です!
これらのプランは、管理コンソールから確認できます。
なお、これはオプションの契約になるので、現在の Workspace アカウント の利用料金にプラスになるので注意してください!
なお、これらのプランにしない場合でも、Gemini 自体は使用できます!
Google Bard 時代の導入方法はこちら⇩
Gemini の導入方法の公式はこちら⇩
これは、Google Workspace for Education Fundamentals / Plus どちらでも可能のはず?です
(自分は、Duet AI を契約していて、自動的に Gemini Enterprise になっていたので、確認できませんでした、、、)
Google Workspace for Education Fundamentals / Plus では、Gemini との会話のみ、無料での利用が可能です。
有料プランに利用については、次のような発表がありました。
もう少し時間がかかるようですね!
では、有料プランにすると何ができるようになるのでしょうか?🧐
2.Gemini Business
Duet AI で使用できていた機能を使用できるようになる!
のところですが、Gmail などを作成するときに、アシスタントとして動いてくれます!
例えば、Gmail だと📩
下部にプロンプトを入れるところが出てきます!
次のプロンプトを入れてみたいと思います。
上記のようなメールの文を作成してくれます!
Google ドキュメントでは、次のプロンプトで試してみたいと思います!📃
このように、Gemini を各種コアサービスで利用できるようになります!
こちらは、公式のヘルプです⇩
ただし、これらの機能はまだ英語での利用に限られます。
日本語で聞いても返してくれません!
よって、アカウント管理から言語の設定を変更する必要があります!
言語変更の方法
ホーム画面右上にあるアイコンをクリック、Google アカウントを管理をクリック!
個人情報を選択した状態で下の方に行くと言語があります!
他の言語を追加をクリックして、English 、United States で設定すると使用できます。
他の言語を追加するだけでは対応できないので、ゴミ箱の左隣にある"↑"のアイコンをクリックして、優先言語に適用させてください!
高性能なモデルの使用!
と書いてある通り、無料で使える Gemini Pro 以上のモデルである、Ultra 1.0 が使用できます。
しかし、こちらもまだ英語で最適化されているモデルなので、日本語で聞いてもこのモデルを使用してくれません。
このモデルを使いたい場合も、先ほどと同じように言語を英語に設定しておく必要があります!
そして、英語で聞いた場合のみ使用できます(2024.2.24現在)
データは学習に利用されない
と書いてある通り、この有料版の Gemini for Google Workspace を使用すれば、データの学習がされないことになります。
ちなみに、前回行った、@gmail.comのアカウントで利用できる Advanced は、データの学習がされます。
また、Workspace で追加サービスに入れた無料版の Gemini は学習されるので気をつけてください!
有料版を契約すると、プロンプトを入力する下にこのような文言が表示されます。
なお、有料版を契約していない状態での、Google Workspace for Education はこのような表示になっています⇩
プロンプト入力部分の下には、
これらの記述からも、有料版を契約すると、データの学習をされずに Gemini を使用できることがわかります。
公式の表示では、
この時点で、どちらのプランにしても学習に利用されたり、レビューによる閲覧もされないことがわかります😀
また、リンク先ではさらに詳細な情報がありました。
となっており、組織外に Duet AI の機能(Gmail や ドキュメント のサポートなど)は、組織外にそのやりとりが漏れることはないと言うことがわかります。
ただ、ここで気になるのは、
のところ。
組織内ではモデルトレーニングで使用されているのか?というところがよくわかりませんでした。
と言うことかな?🤨
でも、どちらにせよ、まだ18歳未満に設定された Google Workspace for Education のアカウントでは Gemini は使用できないので、あまり関係ないかもしれないですね!
今後、18歳未満も使用できるようになったときに、注意するポイントかもしれません☝️
FAQにもデータに関する回答が!
3.Gemini Enterprise
Gemini Business の機能はすべて対応されています!
調べていても、機能的な大きな違いはあまりないなーと思います。
公式ヘルプの機能を確認すると、Google Meet と 管理者向けの機能追加が注目のようです!
Meet では、
キャプションをあらゆる言語で使用できるのは、魅力的かも!
気兼ねなく、海外の方と交流ができますね!
管理者向け
このモデルのトレーニングに関しては、
こちらの Google Workspace 管理者ヘルプ で詳しく解説されています。
Google ドライブ 内のファイルにAI分類を使用して自動的にラベルを付ける機能を使えるようになるということです!
ちょっと難しいですよね😅
組織の機密コンテンツを自動識別し、適切なラベルを適用することにより、ファイル管理とセキュリティの向上を目指す!
という感じですね。
効率性の向上、データ保護の強化、およびファイル検索の容易化などのメリットが挙げられますが、まだベータ版のようですし、詳細は公式ページをご覧いただいた方が良いかなと思います!
4.拡張機能
@gmail.comのアカウントで使える Gemini では、Gemini アプリ で ドライブ や ドキュメント を検索してまとめる、みたいな機能がありました!
この機能については、Gemini for Google Workspace ではまだ搭載されていません!
Coming soon となっているので、もう少し待っている必要がありますね!
5.まとめ
Gemini for Google Workspace の概要
Gemini for Google Workspace は、AI 技術を駆使して、文書作成、メール対応、プレゼンテーション作成、スプレッドシート の分析など、日々の業務をサポートしてくれる!
利用方法とプラン
Gemini Business と Gemini Enterprise の2つのプランが用意されており、管理コンソールから簡単に購入やアップグレードが可能です!
ただし、これらのプランは現在の利用料金に加算される形で提供され、Google Workspace for Education Fundamentals / Plus では通常の Gemini との会話のみ無料で使える状態です。
Gemini Business
Gemini Business では、Gemini を Gmail、Docs、Slides、Sheets、Meet で利用できます!
特に、 Ultra 1.0 モデルを使いつつ、エンタープライズグレードのセキュリティとプライバシーを確保している!
Gemini Enterprise の特徴
Gemini Enterprise では、Gemini Business の全機能に加え、Meet での多言語キャプション翻訳など、より高度な会議サポート機能を利用できる!
また、管理者は Google ドライブ 内のファイルに対して AI 分類を設定し、自動的にラベルを適用することで、ファイル管理とセキュリティを強化できる(ベータ版)
データプライバシーとセキュリティについて
Gemini Business および Gemini Enterprise プランを利用する場合、ユーザーのデータは広告目的での使用、人間によるレビュー、AI 技術のトレーニングには一切使用されません!
組織のデータ保護、機密性、セキュリティを最優先に考慮した上で、Gemini の AI 機能を安心して利用できます!
また、こちらのリンクから、Gemini for Workspace ハンドブック を手に入れることができます!
29ページに及ぶ資料をもらうことができます!
(もちろん英語です)
ここまで、英語での機能が多めですが、日本語対応が楽しみですね!!!
今のうちに予習をしておきましょう!