3章 これからの研修評価の考え方
こんにちは、やまおかです。前回に引き続き、書籍のメモ的感想です。
3章では「混合評価」を取り上げ説明されています。
混合評価は、定量データ+定性データ、研修直後データ+研修転移データ(現場での活用度合い?)この2軸で研修の良し悪しを評価する。
『データ』というワードが使われているのが特徴的と感じた。
評価項目を導き出すステップは4つ
1.成果(経営指標)につががる行動の明確化
2.行動の測定
3.学習目標の設定
4.関連度、有用度、満足度の評価
1.成果(経営指標)につががる行動の明確化
研修の良し悪しを評価する対象(研修で言うところの成績)は何かは、バックキャスティング的(ジェームスの方のカークパトリックが提唱した新モデル)に、レベル4:成果 につながる レベル3:行動 とする。アンケート(満足度調査)の結果でもなく、ペーパーテストの結果でもない。
レベル4の成果(研修を実施したことによる経営への良い影響)は、ステークホルダー(経営者)が思い描く研修への期待を、対話により言語化する。以下の3つを明確化しておく。
「なにをもってこの研修は成功したのか?」
「成功を証明するためには何が必要か?」
「成功の要因をどのように計測できるか」
研修と成果(レベル4)のつながりを、教育スタッフが理解したうえで、研修企画や研修設計段階で、現場や経営層から情報収集を行う。
2.行動の測定では、SCM(サクセスケース・メソッド)の話
3.学習目標の設定では、現場や仕事内容との「関連度」、「有用度」を高めることに意識を置き目標設定すること
4.関連度、有用度、満足度の評価では
『「満足度」は尋ねない』これパワーワード
研修はエンターテイメントでもサービスでもないのだなと感じた。
「満足度」のかわりに、関連度・有用度・自己効力感を測定評価する。
最後まで読んで頂き有難うございました。
また次回