第4章 個人に合わせたインストラクションの原理
こんにちは、やまおかです。ID関連書籍を五月雨でつまみ読みしています。
引き続き以下の書籍です。
4章を読んでみて、気になった箇所をピックアップ
『情報時代の教育パラダムは、・・・標準化されたものではなくカスタマイズされるべきであり、コンテンツ配信中心的ではなく学習中心的であり、教師主導ではなく学習者主導(または共同主導)であり、受動的学習よりも能動的学習を伴うものである。』
ここでのカスタマイズは、
テキストの内容を教科書的に順番に教えるのではなく、学習者の状況に合わせて取り扱う内容の順番を入れ替えたり、学習深度も変えたり、時にはテキスト外の内容(高度なレベル、前提レベル問わず)も取り入れたりすることと捉えてみた。
配信中心でなく学習中心は、
単に教師の話を聞いていて、時々手習い程度の練習をするのではなく、思考したり失敗したり、振り返りをしたりと、学びのプロセスが組み込まれていることと捉えてみた。
学習者主導(または共同主導)は、
学習者が学習する内容やレベルを選択できること、学習スピード・進度も選択できると捉えてみた。
能動的学習は、
学習者間の積極的な相互交流を伴い、その相互交流から自身との同異をしり、そこから学びを深めると捉えてみた。
これら4つの要素をどう教育のなかに入れ込んでいくか。という教育設計的視点も大切だが、実際に教育を運営する講師(一人の講師だけでなく、学習者をサポートする人や組織も含め)、学習者自身も 今まで教育とはスタンスを変えないといけない。
そのような事が書籍の所々に記載されている。
『指導者の重要性は軽視されるべきではないが、その役割はコンテンツの供給者ではなく、学習の促進者およびメンターとなることに変容する必要がある。』
『自分たちがどうしたら一番うまく学べるかを知っており、カリキュラムと学習環境の共同設計者である』
『自分の学習について意見を述べ、選択することが可能である』
旧来の教育モデル(一人の教師が教壇で話し続け、それを大勢の学習者が前を向いて聞いているだけ)では、もう立ち行かない時代なのだなと思うこの頃。
また次回も4章つづきを書きたいと思います。
よろしければサポート宜しくお願いします。研修用機材購入にあて記事にさせて頂きます。