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2章 指導上の原則『原則1:学生中心であること』
こんにちは、やまおかです。
以下の書籍を散読しててのメモ的感想を記録しておきます。
原則1「学生中心でありこと」と聞いて、学生がワイワイガヤガヤとディスカッションして学ぶ事を思い描くが、それだけではない。と断言。
学生中心にする教育は、教材を作るところから始まる。それが学習者中心アプローチの原点と考える。
その教材作成で陥りがちな問題は、なにを"教えるか"というトピックレベルの視座から抜けられないこと。これでは学習者中心にはなりえない。
なにを教えるのか?と
どう教えるか?をバランス良く考えて教材作りをしなければいけない。
どう教えるか?という箇所にも、学習者が学習中にどのように振る舞ってほしいのかという意図をもって、戦略的に学習活動(学習体験)自体を設計しなければいけない。
『教師が教室で行うこと(説明の仕方、パワポのスライド作りやデザイン)に準備時間の多くを費やす一方で、学習者が教室で何をするかはそれほど考えていないものです。』
周囲見てても解る。担当者や提供側の人と話せばどの視座に居るのか解る。
どう教えるのかという中には、学習者のことを理解する。も大いに含まれている。
学習者の名前や属性(背景)、置かれている環境や生活状況、誰と仲がいいのか/悪いのか。心や体の状況などなど。を理解したうえで、学習活動への意識的な取り込みが必要だということだ。
上記の学習者側の事柄は、教育者がコントロールできないのだから、それらを手放して考慮しない。とすれば、教育者がコントロールできるものだけが残り、授業設計は想定内のものだけを考えるので楽であろう。でも、教育効果は?
『要するに、学生に共感することこそが教育の確信です。』
節末の この原則をオンライン教育に適用する の3項目
・ 学生をしりましょう
・ コミュニティを構築しましょう
・ 学生の状況を理解しましょう
に記載してある内容には、私自信がオンライン研修を実践するなかでも取り組んでいる内容なので実感して納得がいく。
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