リスクオフの円高って、どゆこと?


こんばんは。
前回の記事では、円が対ドルで最高値となった2011年の75円の理由について、軽く考えてみました。ただ、やはり一筋縄では行かなそうですね。。

あと、前回の初めての投稿時に記載すればよかったのですが、このnoteを書いていくのには、もう一つ理由があります。

それは、通貨の価値についてや、通貨の今後について、自分が読みたいサイトがあまりないと感じるからです。
(直近の経済指標などから、解説してるサイトはありますが、トレンドを把握して、長期的な話をしているサイトってあまり無いのは何故なのでしょう、、、)

あくまで、自分が「あったらいいな」と思う記事を書いていくので、「この記事を読みたい人が多いの?」等のコメントは勘弁してください😅

さて、本題から少し外れてしまいました。
申し訳ございません。
本題にもどります。

2011年に円高が過去最高になった背景として一つあるのは「リーマンショック」だと思います。

リーマンショックとは、簡単に言えば世界の景気が悪いことです。

そもそも景気が悪いと、株が売られたり、円や国債が買われたり、金が買われたりするのはなぜなのでしょうか?
株が売られるのは、景気が悪いと企業が成長しづらくなるので、配当金が減ったり、企業の価値(時価総額)が減るので、なんとなくイメージできますね。

金はどうでしょう?
金は埋蔵量が決まっており、金本位制も昔あったくらいに価値をいろんな人が認めている安全な資産ということが前提です。

株は買うと配当金がもらえますが、金はもらえません。従って、配当金が増える=景気が良い時期には買われにくいですが、配当金が減る=景気が悪い時期には相対的に買われやすいと言えます。
また、景気が良い時期=預金金利が高い時期なので(詳細は前回の記事参照)、金を買うのではなく預金する人が増えますが、これも逆に預金金利が下がる景気が悪い時期には金は買われやすいと考えることができます。

国債は、どうでしょうか?
国債は短期国債と長期国債があります。例えば、短期国債(以下、国債)の話をします。

その前に国債と利回りについて解説します。
国債は国が発行しており、国債を買うと利息がもらえる他、国が発行時の元本を保証しています。従って、発行時の価格より安く買えば買うほど、発行時の元本を国が返済してくれるのでお得です。簡単に言うと、この国債の価格が下がることで買った場合の収益が上がることを利回りが上がると言います。このように、国債の価格と利回りは逆の関係にあります。

さて、話を戻しますが、短期国債の利回りは政策金利と繋がりが大きいです。従って、景気が悪いと予想され、景気を刺激するために政策金利が下がると予想されれば、利回りが下がる=国債価格が上がる(国債が買われる)という仕組みです。

最後に、この話の目的の円はどうでしょうか?
なぜ、円が景気が悪いと買われるのでしょう?
それは、円が安全通貨だからです。

ここまで読んでいただいて申し訳ないですが、安全通貨については、また次の記事で書こうと思います。。

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