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映画原作特集!映画監督vs小説家!

[ブックマンション吉祥寺で棚を借りているLaLaLaBooksよりお知らせ]

LaLaLaBooksでは、“勝手にRECOMMEND”という身勝手な特集をしております。そこで、只今絶賛開催中の『勝手にRECOMMEND 映画原作特集!映画監督vs小説家!』をご紹介させていただきます。
一冊一冊に一生懸命説明を書いたのですが、売れると誰にも読まれないことに気づきました。恥ずかしいので読まれなくてもいいのですが本は面白いものばかりなので手にとって頂きたい!ということで、こちらでゆっくり読めるように掲載させて頂きます。
※説明文には棚にない本もあります!※
映画原作特集は追加したい本も多いのですがなかなかままならず。タイミングが合えばできるだけ追加して継続していきたい特集になりました。

映画監督と小説家のガチバトルを目撃しろ!

『映画原作特集!映画監督vs小説家!』
「面白い小説」から必ず「面白い映画」が生まれるとは限らない!「面白い小説」の「面白くない映画化」というのは悲しいことではあるが、ただそれだけである。だが、「面白い小説」から生まれた「面白い映画」は一体誰の手柄なのか?小説が面白かったのか、映画化の手腕がよかったのか?同じ表現者として作家生命を賭けて行われる真剣勝負!
さあ、あなたはこの試合どうみますか?


新人ベテラン対決 アンディ・ウィアー vs リドリー・スコット

「火星の人」
WEBで掲載していたプライベートな作品があれよというまにベストセラーへ。ふらっとあらわれた「リドリー・スコット」。何かと気難しいイギリス人がサクッと楽しく映像化。映画の原題でも「The Martian」邦題が「オデッセイ」。「リドリー・スコット」の余計な解釈もなく魅力的な火星の人ことマーク・ワトニーと一緒に辛く厳しい火星でのサバイバルを堪能できる。どっちも損をしないお得なマッチメイク。

注目の再戦 森見登美彦 vs 湯浅政明

「夜は短し歩けよ乙女」
人気者「森見登美彦」の人気作品を、尖った作風ながらお茶の間で評判の「湯浅政明」が映像化。前作テレビアニメ「四畳半神話大系」からの再対決。初期森見作品の顔である中村佑介のイラストがそのまま動き出す嬉しい演出そのままにあの先斗町を飲み歩くことに成功。他の人による映像化はもう考えられないほどの相性の良さを発揮する両者。勝負の行方が見逃せない。注目の再戦

奇人?天才?対決 ウィリアム・バロウズ vs デヴィッド・クローネンバーグ

「裸のランチ」
問題作の代名詞とも言える「裸のランチ」を、不穏なカナダ人「デヴィッド・クローネンバーグ」が映像化。あらゆる現実常識を飛び越える驚愕のイメージ世界に取り込まれる。文学や映画なんてジャンルはすでに意味がない。ただただ身をませるしかない。

繚乱対決 F・S・フィッツジェラルド vsバズ・ラーマン

「華麗なるギャツビー」
「フィッツジェラルド」の代表作であり、アメリカ文学の代表作とまで言われる作品。これまでに何度も映画化されているが、その中でも特異な解釈でアプローチした「バズ・ラーマン」の対決。1920年代のアメリカの情景を現代に当て嵌め映像化。ミュージカル的演出作風が熱狂のジャズエイジを蘇らせる。何度でもギャツビーに会いに行け。 

熟練対決 宮部みゆき vs 大林宣彦

「理由」
みんな大好き「宮部みゆき」の膨大な作品の中でもミステリー系で代表作の一つを、何かにつけ型にはまらない「大林宣彦」が映画化。ドキュメンタリー的アプローチで両雄が腕を競う贅沢な一品。エンターテイメントと職人技、先鋭にして老獪。見どころ満載味わいどころしかない10年に一度の大勝負。

面白対決 湊かなえ vs 中島哲也

「告白」
「湊かなえ」が名を売った「告白」を、「下妻物語」などコメディタッチの作品を撮っていた「中島哲也」監督が一転シリアスな題材に取り組み以後芸風を広げたターニングポイントになる。ページを捲る手が止まらないこの作品、映像向きの作品だったのか監督の手腕かその目で確かめていただきたい。

大激突対決 貴志祐介 vs 蜷川幸雄

「青の炎」
演劇界の巨人「蜷川幸雄」が本格的な映画製作の手始めに選んだ「青の炎」。ホラーをベースとしながら人間の闇に深く迫る作風の「貴志祐介」とがっぷり四つに組んだ名勝負。演出、キャスティング共に小説に劣らぬ責めっぷり。今世紀稀に見る小細工一切なしのガチンコ勝負。蜷川vs貴志vs 二宮和也。あなたは誰が買ったと思う?

不謹慎上等突対決 高見広春 vs 深作欣二

「バトル・ロワイアル」中学生同士の殺し合いという衝撃的な内容で話題になった「バトル・ロワイアル」を晩年においても破天荒がウリの「深作欣二」が映画化。数々の死闘を描いてきた、男に愛される映画作家深作を動かしたものは何だ!3年B組の生徒たちに実質遺作となった深作の魂が刻みつけられる。死に様を見て生き様を知れ!

禁断の対決 ウラジーミル・ナボコフ vs スタンリー・キューブリック

「ロリータ」
今も研究の続いている底知れない作家ナボコフによる問題作を妥協しない映画作家キューブリックが映像化。もちろん多大な方面に混乱を巻き起こした本作。古今東西虚実共に数多くの人生を捻じ曲げることになったこの作品。その理由をあなたも確かめるべきだ。

身悶え対決 嶽本野ばら vs 中島哲也

「下妻物語」独特の存在感で異彩を放つ「嶽本野ばら」のとにかく楽しくカワイイ小説をCM業界の「中島哲也」が殴り込み。「下妻物語」がポップで可笑しい「中島哲也」を産んだ瞬間。おじさまたちの繰り広げるとにかく楽しくカワイく身悶え勝負。

巨匠対決 ブラム・ストーカー vs フランシス・F・コッポラ

「ドラキュラ」ホラーの古典、モンスターの始祖となったブラム・ストーカーの「ドラキュラ」を満を持して円熟期に入ったコッポラが映像化。数々の映像化作品の中でもストーカー作品に忠実な映像化が小説を補完してドラキュラ伯爵が現れる。全人類必見の贅沢な一番。


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