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人間とは?をずっと追求してきたら、段々悩みがなくなってきた。

ここんところ、悩みがないことに気づく。

そう、人間って悩みがあって当たり前と思っていた。

踏ん張って、頑張って、達成感や解放された感を味わって、その繰り返しだった気がする。

あんなに死ぬほど悩んでいた事を、今振り返ると、なんと自分は悩むことが好きだったんだな〜と、不幸感を味わう事で、生きてる実感を味わいたかったんだと。

今思うと、馬鹿らしい程小さな小さな悩みが多かった。

顔の事、肌の事、頭が悪い事、姿勢が悪い事、性格、お金がない事、どもる事、足の親指が他の指より長い事(笑)

これ何で悩んだかというと、足の人差し指が親指より長いと親より出世しない!という言い伝えがあって、親は頑張って生きてるけど、親より貧乏だったらショック!!

一番の悩みは性格と頭が悪い所だった。

誰かにその部類で少しでもネガティヴな事を言われるとキーっと、ショックを受ける。

人の言う事、思う事の方が、正しいと勘違いしてたからだ。

結局は自分が自分を大切にし、認めてやれなくて、いちいち他人の思惑を気にして生きていただけなのだ。

褒められれば有頂天になり、貶されれば落ち込む。

そして私自身、他人に言わなくても、他人の劣等的な、欠点を探しホッとしたり、優越感になったりしていた。

マウントを取りたがる!ってやつ。

何だろう、あの感覚は、基準はどこにもないのに。

自分が下でいるような、惨めな感覚に陥る。

単なる負けず嫌いだったのか?

何に勝とうとしてたのか?

私だけがそんな事に苦しんでいる、そんな気がした。

そして、それは私だけではないことも気づく事もあった。

何を張り合っているのか?

本当に馬鹿らしい。

張り合って向上していくならいいが、そこに意地悪に、相手を蹴落としたいとか、自分の方が上みたいな気持ちがあったら、嫌な人間関係になるのだ。

だんだん馬鹿らしいと感じ、マウント合戦をするような相手とは近寄らないようになっていった。

何故いちいち人間は優越で戦おうとしがちなのだ。

そんな悶々と日々を重ねて、嫌になり仕事を変えようと決心したあの頃。

集団の中で働く職場ばかりの人間関係は面倒、いつか一人でやれる仕事につきたい。

色々仕事は試してみた、いつの間にか履歴書に書ききれないくらいの数になっていた。

会社勤めは、会社の決まりに従って仕事をしなければいけない為、自分の考えを押し殺さなければならない事がたくさんあり、鬱積していた。

会社の言う事を聞いていれば、認められて給料も上がり、上の段階を与えられる。 

それは、初めから自分には合わない世界だと感じていたが、そうするしか術がない環境はかり。

生きる為には仕方がない。

微々たる給料の為に責任感を課せられ、全く自分に削ぐ合わない嫌な経験だった。

一人でやれる仕事をと思い、技術を学んだ。

しかし、独立するには時間がかかる。

独立する為にまた会社で修業しなければならない。

いつになったら、自分らしい満足できる仕事につけるのだろう。

諦めて、そんな自分の余計な望みなど考えず、普通に仕事していたら、そこそこ生活できるのに、私は何を求めているのか?

他国なんかもっと酷いところもある、まだ日本はマシな方なのか?

ある時、

『人間は罪悪感や無価値観など、植え付けられて来たんだよ!』

と、ある人が囁いた。

ストーンと自分の中に落ちた。

植え付けられた!!

新鮮な概念だった!!

私は罪悪感は自分の過去生から生み出したのだとずっと思っていたからだ。

その相手から沢山の話を聞かされ、それからの私は、そのような本に没頭した。

人間の存在は何の意味があるのか?とずっと考えて来たからだ。

昔かじった宗教は、罪悪感を植え付けるかなり怪しい所だったから、やめて正解だった。

思想と言うものは恐ろしいものだという体験をした。

これじゃ人間は幸せになんかなれないと。

これでは人は救われないではないか。

宗教は、何のためにあるのか?

何故宗教が生まれたのか?

人類の歴史、これを知る事はとても重要な事だ。

知りたい欲求は、ちっぽけな悩みに惑わされていた自分を何処かに追いやった。

もっと大事な何かが、自分は何を求めてここにいるのか、それを追求し続けたがってた。

昨今、色んな事件が勃発する。

命を蔑ろにする、自分の欲の為に、誰かを、動物や自然を破壊、そして戦争など。

それが当たり前のように繰り返されて来た歴史。

何で人は残酷なことばかりをするのか、実に馬鹿馬鹿しい限り。

一歩間違えば自分もそこに加担していたかもしれない。

現に私は動物を食べてきた。

何も知らずに、動物がどんな殺され方をしているのかを知ったら、もう食べれなくなった。

いろんなことを知りたいとは思っていた私の強烈な課題は、これだったと思い出す。

そんな事を日々考えていたら、いつの間にかちっぽけな悩みがなくなっていった。