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東山魁夷記念館へ行った帰り道、生きる目的ってなんだっけ?に想いを馳せる


前から気になっていた、東山魁夷(ひがしやまかいい)記念館(千葉)

よく見かける記憶に残る風景画は、

JR総武線下総中山駅を出、階段おり、すぐ目の前のバス停、北方停留所まで9分乗車、バス停を降り道路の反対側。

美術館入り口


1階展示室は、川島織物セルコン特別協力記念展「舞台を彩る幕「緞帳」の世界」

織物をつくられる工程などの写真や作品、美しいブルー系🧵が綺麗に展示されていた。


2階展示室は、国内の他ドイツや北欧での取材旅行に同行の写真家・寺島照夫氏による写真と、東山魁夷氏の風景の世界感が展示


一階のレストランの扉を開けるとKAIIの森

後から気づいたが、写メカラー画像修正してないのに、なぜか紫色の空🟣

ランチもやっておりますが、
時間的にカフェ☕️

平日の雨模様で、人がチラホラだったので、贅沢に観覧出来た。

絵を眺めてると、何かを感じ始める。

環境に意識がいくせいか、美しいものを求めたくなる。


昨今グローバル化が進み、自然破壊が進んでる事に憤りを感じる。


子供の頃、自然環境を破壊したり、動物達を苦しめる人類など・・・・と思ってた。

長く生きてる自分も、知らずに環境破壊に多く加担している。

かと言って自分のなせることなど些細なこと、何か特別な事をしてるわけではない。

美しいものを維持し永遠に残す事、

結局人間を介さなければ、今の環境は変えられないのか、

意識を高く、そして強く生きていく。

東山魁夷氏(1904-1999没)が絵を描いていた頃は、今よりも山や水はもっと美しかったのではないだろうか。

青々しさ、緑の木々、澄んだ水や空気、空、様々な季節の風景画に心が喜ぶ✨

永遠に受け繋いでいかれるに違いないと思いたい。


美術館に傘を忘れ、傘をかける🔑を持ってきてしまった💦

電話をし郵送しますと詫びたが、電話を切ったあと、また近々来たい、と思った。

美術館は自分との対話に最高の場。


この絵の緑の中の白馬のように、ひっそり想いに耽けたい✨

案内チラシより


帰りは思いつきで、15年ご無沙汰の画材屋さんに寄ってみたくなった。

以前から居た店員さん懐かしい♪(私の事は覚えてないと思う)

大きな絵を立てかけながら必死💦

「すみませんね歩きにくくて」

お店は狭いが、画材に囲まれると心落ち着く。

私よりずっと年上と思ってた店員さん、変わらずに若く見える。

相変わらず気さく、

「これね、80代の人が書いたんですよ、
3日後に乃木坂の国立美術館に運ばなきゃならなくてね、
崩して2tトラックで運び、向こうでまた組み立てるんで、結構大きくてね」

身長より大きなキャンバスが何枚か重なってる、だからもっともっと大きいって事だ、すごい!

「今ね、結構な年代の人が絵を描くの増えててね、90以上の人が80代の人教えたり、みんなホント凄いよ」

「とにかくね、生きる我欲や執着心強い人ほど、ボケずに長生きするよね、
政治家もそうでしょ、ある意味強欲さも必要だと思いますよ」

私は感心し「へー」と、話に新鮮さを感じた。

我欲?!、特に意識してなかった。

人は歳を経る毎に煩悩を削ぎ落としていくのだと、自分は履き違えた考えをしてたのか?

ある意味生命力は我欲やエゴあってこそ強い。

長生きしたいとは思わないが、生きるからには元気で最後はスッ!と立ち去りたい。

昔のように頑張らなければじゃなくて、夢中で楽しくはつらつと生きたい。


絵の具を買った私に、

「目的を持って描くといいですよ、分からない事あったらなんでも聞いて下さい」

あの時と同じ『何でも聞いて下さい』の言葉が心強く響く。

他人に対し、自分はそんな言葉を言った事があったか? 

この人は何十年も画材屋さんとして、きっと人を励まし続けて来た。

だから、どんな年代になっても描き初め、続ける事が出来る。

好きな事をやるきっかけや続けられるのは、こういう人がいてくれるから〜✨



目的かー!

何気ない店員さんの言葉は、心を見透かす神からのメッセージのよう🤔

寄り道して良かった♪

最近意識が飛び飛びで路頭に迷ってた。

夢を思い描きやった気になり、バーチャル的想像の中で満足し終わってる事しばしば。

絵をちょっとだけ描いてた時も、色々夢があり、次から次とやりたい事が変わっていき、

あの時はワクワクしてたが、仕事と家庭が忙しく描くのを忘れてしまった。

下手でもなんでもいい、また描いてみようか。

数年前からのメッセージは、矛盾した言葉で深く捉えられないでいた。

『エネルギーを一つに集中させないとみんな中途半端になってしまいます。
しかし貴方の生きる動機は完成させる事ではなく、探求する事、
他人と比べないよう、そこに興奮と刺激がある限り、とことん追求しましょう』

「現実は一瞬で過ぎ去る、全ては空、残るのは体験体感だけ」と心で唱えてみた。

あれこれやっても無駄!と現実を馬鹿にしてしまってた自分、

でも現実を遊ばないと、感じる事も空虚になってしまうのだ。

探求する事に刺激を求め、完成させようと思わなくっていいんだ。

帰り道のバスの中で、心に惹かれる事をメモしてみた📝

そこには昔と変わらない自分がいた✨