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自身がアダルトチルドレンだったと気づいた話その②

自身がHSPを自覚したことをきっかけに自己理解を深めていくと、アダルトチルドレンに辿り着きました。今回は人間関係に苦しんだ私の子供時代の続きからアダルトチルドレンに繋がる所までを書きます。

私は確かに小、中学生時代が苦しかった。それでも、義務教育の名の通り学校には義務感で通い続けた。風邪等身体の調子が悪い以外は学校に行った。

学校に行かなければならないという感覚が強く、精神的に辛くて休もうという発想すらなかった。その後母と先生の力によりいじめは無くなった。

中2になり、友達と帰り道に沢山おしゃべりをしてそれなりに楽しんだ。さらに、クラスの一部女子とは少し打ち解けた気もする。だが、学校が心底楽しいとは思わなかった

高校では中学校の先生からの勧めもあり、地元を選ばず、遠くの私立の女子高に行った。地元ではないので新たな土地、人。そこでも最初の1年は見事に孤立した。

情けで声をかけられたこともあるが、全く楽しくない。「ひとりでもういいやって」思ったぐらいでクラスの中に溶け込むのを諦めた。お昼ご飯のお弁当も1人で食べていた。

高校は遠く片道1時間以上かかる。都会への通学だった為満員電車だった。その為通学以外は基本的に余裕がない。部活をやる体力も気もなく、真っ直ぐ家に帰った。

2年生で友達が出来、日々の会話も楽しかった。クラスメイトとも徐々に打ち解け、体育祭や修学旅行等も楽しめた。大学受験の時は塾が同じ子と少し仲良くなった。

友達は家庭の事情で学校が終わると、直ぐ家に帰った為放課後や休みの日は殆ど遊べなかった。友達と遊びまくる高校生活ではなかったか、中学よりも学校が少し楽しく思えた。

小・中・高と私は授業だけは真面目に受けたので、先生は殆ど味方になってくれた。「真面目で大人しくて良い子」だった。

子供らしく、イタズラしたり、サボったりして先生を困らせようなんて発想は微塵もなかった。イタズラする他の子を見て「先生に怒られるだけなのに何でそんなことするんだろう」と思っていた。

今思うと「どこか大人な子供」だった。いじめられた時母に「周りの子が幼いからあなたが大人になった方が楽になる」と言われたからかもしれない。

また、HSPなので先生側の立場になって物事が見えていたかもしれない。または、怒られたくないという気持ちが何よりも優先していたかもしれない。

確かにいい子ではいたが、どれもアダルトチルドレンに決定的に繋がるようにものではないように思う。

私は大人しくて真面目な良い子を演じたかというとそんな感じではない。思春期には母に私なりに反抗もしている記憶もある。

実際母に、困ったように「言うこと聞かないんだから・・」と言われたりしている。

今思うと小、中、高と人間関係に本当に苦労した。グループの会話に入ってもワンテンポ遅れてしまう。もっと遡ると幼稚園かららしい。だが自分の記憶があまりない。

ただ、母が先生に色々な相談をしていたようだ。幼稚園の連絡張を見ると、幼稚園行きたくない、周りの子と上手くやれない、泣いている等色々な相談した記録か残っている。

そうした記録から、母は一生懸命自分と向き合ってくれていたと子供の時に思っていた。

また、私は身体も繊細で季節の変わり目は必ず風邪をひいていた。アレルギー体質もあり、病院にはよく行っていた。

小学生になってから、先生の薦めもあり、耳鼻科に通院した。アレルギー性鼻炎の治療の為毎週腕に注射をしていた。今思うとアレルギー治療の先端だったかもしれない。

この治療のおかげで30過ぎまではアレルギーが悪化することなく過ごせた。母はここでも常に一緒に病院に行ってくれた。

母は自分に沢山向き合って、手間も愛情もかけてくれていることを感覚でも記憶からも記録からも感じている。

では何故私がアダルトチルドレンなのか。
今まで母親の話しか書いてないので先に父親の話をする。

父親は昭和の時代のサラリーマン。家事・子育て等家庭のことは母が全てやっていた。時代的には普通の話だと思う。算数の宿題の面倒はよく見てくれた。

父親の関わりが薄いからアダルトチルドレンもいまいち結びつかない。

HSP内向型も手伝い、周りを敏感に察知するので確かに大人なびた子供だったとは思う。しかし、それでアダルトチルドレン?と言えるかどうか微妙だと思った。

確かにHSPゆえ、些細な大人の顔を伺っていた可能性はある。母は多少過保護な所があったが、それでもアダルトチルドレンになるのか?と思っていた。

では、何故私がアダルトチルドレンだと強く自覚したのか。

HSPの情報を見ている際、ある心理士さんの情報が目に止まった。そこには概ね以下のようなことが書いてあった。

「お母さんの愚痴聞き等感情の世話をしていた子はアダルトチルドレン」

「アダルトチルドレンのテイカーは実際のお世話をだけでなく、精神的なものも含む」

ちょっと、待って!
これ、私かもしれない。

このように私の中でアダルトチルドレンの自覚が芽生えた瞬間だった。

その3に続く



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