自身がアダルトチルドレンだと気づいた話その③
前回までの話で、子供の頃の苦しい出来事は内向的でHSP気質なゆえだったことが分かりました。さらに私は自分と向き合う中で自身がアダルトチルドレンだと考え始めた話を書きます。
私はHSPの情報を色々集めて学んでいた所、ある心理士さんの情報が目に止まった。私が気になったアダルトチルドレンの特徴を以下に書いておく。
・「お母さんを精神的に支えた人はケアテイカー」
・「ケアテイカーはいわゆるヤングケアラーと言われる実際の介助等は含まない、」
・「お母さんの愚痴聞き等していた人はアダルトチルドレン」
・「アダルトチルドレンになるのは安心が足りないから」
上に挙げたどの言葉も、心辺りが出てきた。今回はハッキリ違うとは言えない。むしろ、「該当する」だ。
私は最初から書いている通り、母に色々助けられてきた。だけど、HSP気質がゆえに母が気の毒で、心配でしょうがなかった・・・
何故か、それはきょうだいのことでだ。。
私のきょうだいがまた、私とは違い色々あったのだ。きょうだいが影響したのは間違いない。
自身の過去をよく振り返るとアダルトチルドレンに該当するような事項が色々出てきた。先にその話を順に書いていく。
中でも友達関係の話からはかなりアダルトチルドレンの特徴が出ている。
私は小さい頃、身体だけでなく、気も弱く、人間関係、動作もトロく、おまけに忘れ物ばかりしていた。私は本当に色々な物を忘れていた。
例えば小学生の頃、教科書、上履き、体操着、給食服、よく学校まで母に持ってきてもらった。当時、学校の公衆電話から母に電話をしたことも覚えている。
また、友達の仲間外れ、裏切り、物が無くなることも良くあった。学校で無くなったり、家に呼んで人形の洋服等を盗まれ、本当に悲しく嫌な思いをした。
それもあり、私は物が無くなると瞬間的に「誰かが盗んだのではないか?」と考える思考が数年前までずっと消えなかった。
今の職場でようやくお互いに信頼出来る人達と出会い、「この人達は盗らないよ」と自分で強く思うことで少しずつ消えていった。
また、友達関係中でも一番怖かったのは幼稚園か小学校低学年位の時に家に呼んだ友達からおもちゃのピストル🔫を真っ正面に突き付けられたことだ。
未だに思い出すと怖い。しかも突き付けているのは同い年の女の子だ。そんなことされてるのにも関わらず、何故かその子と小学6年まで一番よく遊び、一緒に居た子だ。
最初は主従関係に近かったと思う。実際その子には何度も裏切られた。高学年になり私は一緒に居ながら、まるで芸人のツッコミのように背中をたたくことで反抗をしていた。
何故自分も親に怒られるまでその友達を叩いてしまったのかは、恐らくピストルから始まり、今までの思いを無意識に我慢した結果だと思う。
叩いてしまったことは悪い。しかし、友達への色々な我慢が限界にきてもなお言葉に出来なかったから叩くという行動に繋がってしまったように思う。
また、友達は私が叩いても、友達で正面から嫌じゃなくて、根も歯もない噂をたてる私に対する見えない嫌がらせという形で仕返しか来るので悪循環極まりない。
最終的に中学校に上がる前に友達が引っ越した。それでも、引っ越しても何度か遊びに行ったし、高校1年位まで文通もしている。
小学校6年生の卒業時まで学校含め常に一緒にいたけど、一番裏切る友達だった。
友達について、そんな複雑な関係が大元にあるから、「いつか裏切られるかも」という考えはなかなか消えなかた。
実際、中学1年生の時は別の新しい友達に裏切られ、いじめられた。けれど、中学で一番仲良い友達はその子だ。お互いの結婚式に呼び合った。
今思うと、小、中と「いじめっこといじめられっこが仲良くなる」みたいな非常に不安定な友達だった。恐らく私は他人軸すぎて、自分に合う友達が分かっていなかったと思う。
そんなことで、私は母から見るとかなり心配な子供だったようだ。また、長女で初めての子、しかも人間関係不器用なので「大丈夫かなこの子は」と本当に心配していたと後から聞いた。
高校2年生で少しずつ学校に溶け込み、友達が出来て、クラスメイトとも馴染めるようになってから、「裏切られるかも」という考えはいつの間にか消えていた。
さらに、大学に入り、今も親友と呼べる友達が出来た。親友の1人は外見も性格も行動もあまりに自分とかけ離れていたから、まさか一番仲良くなれるとは思ってもみなかった。
18歳で出会い、20年以上経ちお互いに環境は違っても今でも定期的に会っている。
友達との関係を振り返っていくと、特に小中学生の時は、嫌なものは嫌とハッキリ言えないだけでなく、自分でも分からなかった。
人の顔を伺ってばかりいた。私はこれが性格が内向的だからとずっと思っていた。
実はこの
「自分の考えが分からない」
「嫌なものを断れない」
「我慢をしすぎる」
「自分の思いを言葉に出せない」
これらはまさにアダルトチルドレンの特徴を示していたのだった。
その4に続く
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