幡﨑 漣

言葉や文字や記号がすき。公共サインと回文の愛好家。

幡﨑 漣

言葉や文字や記号がすき。公共サインと回文の愛好家。

最近の記事

Bd.10| 幡﨑、車を買います

車を買うことにした。 もともと無類のドライブ好きだが、どうにもソロバンをはじくと 「車は維持できないなあ~」な結論に至っては、車所有の夢が 浮かんでは消え、浮かんでは消え、を繰り返していた。 今春。緊急事態宣言の最中、ひとり散歩に繰り出して たまたま通りかかったとある車屋さんに心惹かれる一台が。 その子がまもなくうちに来る。 車との日々も書き連ねていけたらと考え中。 とりあえずご報告です。

    • Bd.8: 弱冷房車って、寒そうだ。

      ちょっと何言ってるか分からないと思う。 そんなわけで、これを見てほしい。 弱冷房車って……、 却って寒そうに見えないか?冷房のことだからしかたがないけど、まずぜんぶが寒色だし、 弱いはずの「弱」にいたっては、紺色で強調されている。 「あなた、本当に弱いの?」というのが正直な感想だ。 申し訳ないが、ステッカーからは弱そうな感じはしない。 たまたまこの電車だけなんだろうか。 気になったので、乗った電車のステッカーを見比べてみることにした。 まずはこちら。 文字は細身だけど、

      • Bd.7: 身と心 ととのう空間 =探訪記 初台・fuzkue=

        諸先輩方からイチオシされていたこのお店を 訪れることが、ようやくかなった。 運よく一つだけ空いていたソファ席に座り、 皮の下敷きに綴じられたおしゃれなメニュー帳を眺める。 コーヒーを飲むつもりで来たけれど、アルコールメニューに目移り。 ここは……、 うーん やっぱりビールかな。 そっと店員さんと目を合わせ、そっと手をあげて一杯を頼んだ。 はるばるベルギーからやってきた「シメイブルー」。 私はビールには目がないのだけれど、あくまで浅学で 海外のものはほとんど履修できてい

        • Bd.6: ぬらぬらと つらつらと

          万年筆。文字。手書き。 私の好みを全部のせしたかのようなイベントに、思わず申し込んだ。 fountain はやしさん主宰の”手書き推進部”。 「部活動」は手始めに、まずマイ万年筆を作るところから始まる。 素材はプラチナ万年筆のプレピー。 インキカートリッジにマスキングテープを巻いて装飾していく。 私の一本はこんな感じ。 部活動の先輩から、楽しいテープをいただいた。 ……我ながら、貼り方にはセンスのかけらも感じられないが、 いろんな意味で、この不穏さがとても気に入っている

          Bd.5: 筆欲 =フデヨク=

          何か文字を書きたい。 だけど、特段書く用事はない。 だから、何を書けばいいか分からない。 でも書きたい。こんなときがままある。 この欲求はやっかいで、なんだかんだなかなか収まらない。 仕方がないから、目に見えた掲示を文字だけ書き写してみたり、 最寄りの鉄道路線の駅名を起点から順々に書き連ねてみたりする。 住所とかにも、ある種の形態美を感じて書きたくなるのだけれど、 個人情報で処分に困るから、なるだけ書かないようにしている。 そんなこんなで、「自分は地名も好きなんだなあ

          Bd.5: 筆欲 =フデヨク=

          Bd.4: うた浴び、憩い、陽 与う。

          「ほんやのほ」の回文読書会 “よむうたうむよ” に参加した。 私が参加するのは今回が5回目。 毎回、あししげく通っていることに気づく。 この“よむうたうむよ”こそ、幡﨑が回文に魅了され、引き込まれ、 幡﨑を回文愛好家たらしめた、名実ともにルーツといえるイベントだ。 “よむうたうむよ”に参加するまで、 私は回文の存在すら意識していなかったのだけれども、 作ってみるとこれが面白い。 言葉をひっくり返してみて(逆から書いてみて)も 意味がつながるか、試行錯誤を繰り返してみたり

          Bd.4: うた浴び、憩い、陽 与う。

          Bd.3: 他を知り、自を知る。

          殊、語学ではざせつばかりしてきた私が、 語学塾というところを初めて訪れた。 国分寺駅北口の、商店街と住宅街の汽水域みたいなあたりに 「語学塾こもれび」がある。 他言語を得るとはどういうことなのか。 言語習得に掛る3人の自叙をもとに、 「母国語と他言語との関わり」を考えるという 勉強会に参加してきた。 輪読をもとに、母国語と他言語を対比してみる。 たとえば、ふだん日本語だけを使って生きていると、 言葉を発するのに舌の形とか位置なんてものは気にしないし、 幼少期を振り返っ

          Bd.3: 他を知り、自を知る。

          Bd.2: 日記 令和元年9月9日(月)

          何とはなしに、眼球の奥が鈍く痛むから目が覚めた。 これが爆弾低気圧の為せる業か…… 耳からの情報では、私の家はアパートごと、たぶん洗車機か何かで洗われているようだった。 試しに電気スタンドのスイッチをひねってみる。 おぉ、点いた。よしよし。まだ大丈夫。 3時12分Twitterで情報収集。 隣の駅の辺りでは停電しているみたい。 こいつぁ我が家だって時間の問題かもしれない。 3時23分困った。寝付けない。おまけに小腹がすいてきた。 電気が止まっちゃう前に、即席ラーメンでも

          Bd.2: 日記 令和元年9月9日(月)

          Bd.1: 文藝空間に包まれて

          東京の小伝馬町に、「ほんやのほ」という会員制の書店がある。 この書店が入居しているのは、年季の入ったビルの二階。 私が初めてここを訪れたのは、この国の平成という御代がまもなく幕を引こうか… という春の日の午後だった。 ビルの見た目と店までのアプローチの風景は、少し荒涼寄りに振っていて、 初見では「本当にこんなところに書店があるの?」といった雰囲気。 さらにお店は会員制と聞いてきたから、なんだかとてもハードルが高い心持ちがする。そんな不安を抱えながら、ビルの階段に足をかけた

          Bd.1: 文藝空間に包まれて

          Bd.0: わたしタピオカミルクティ炊いてくる! 実が、おひたしだわ!

          こんにちは。幡﨑 漣です。幡﨑 漣(はたざき れん)といいます。はじめまして。 旧友にそそのかされて、noteを始めてみることにしました。 まずは三日坊主にならないことを目標に、続けてみたいと思います。 かたがき幡﨑の生きざまです。 ・ 回文愛好家 → 没頭できる大切な趣味。タイトルも回文です。 ・ 公共サイン愛好家 :道路標識とか、駅の看板とか、もろもろ。 ・ 旅行愛好家 :車旅、飛行機旅、鉄道旅、なんでもござれ。 ・ ドライブ愛好家 :早くマイカーがほしい。 ・ 温泉愛

          Bd.0: わたしタピオカミルクティ炊いてくる! 実が、おひたしだわ!