アメリカ晩秋の風物詩: 路上に枯葉のてんこ盛り
ニュージャージー州はGarden State (緑の州) という愛称があるほど樹木が多い。よって11月にもなると枯葉で庭や玄関前が埋まる。各家は掃除して家の前の路上に積み上げておくと、市町村が手配した業者が持って行ってくれる。
ただしいつでもいいというわけではなく、指定された日に限る。住むエリアによって曜日・日時が決まっているので、その日が来ると隣り近所ほぼ同時に「レレレのおじさん」になる。「レレレのおじさん」を知らない若い人向けに、写真を貼っておこう。
もっとも電気或いはガソリンで稼働するブローワーで葉っぱを1ヶ所に積み上げる人も多い。しかしこれは熟練の腕が必要になる。見た目より難しい。今日が枯葉採集日なので、昨日は近所中でブローワーの音がけたたましく鳴り響いていた。
わが家では芝刈りを年間契約している業者に枯葉掃除を委託している。そもそも彼らは芝の管理が専門なのだが、それも4月から10月まででその他の月には仕事がない。なので11月は枯葉掃除をして請求する。枯葉掃除は12月初旬までずれ込む年もあり、それと同時に年内最後の樹木を含む大掃除をして終了となる。彼らは契約している家の自治体がいつ枯葉を出す日か知っているので、何も言わなくてもやってくれる。
1-3月は芝刈り業者は仕事がないが、何かの収入を得るため雪かき用のブローワーを購入し、大邸宅のオーナー向けに仕事を請け負う会社もある。アメリカの家はデカく入り口から玄関までかなりの距離があるので、大雪が降れば業者に電話してマシーンでブワーと雪をどかしてもらうのだ。
年によっては大雪が何度も降ることがあり、この予想以上の「副収入」で3月末にカリブ海でバカンスをエンジョイすることもあるそうだ。
私も業者を雇う前10年くらい枯葉掃除をやっていた。これはけっこうキツイ仕事なので、今はハッピーだ😀
ブローワーの音をきくと「あー寒い季節がやってきた」とパブロフの犬になってしまう🫣
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