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ハロウィーン👻が来ると、思い出すことがある
ニューヨークに住んでいるときはアパート住まいだったので、ハロウィーンの派手な装飾は見かけたことがなかった。マンハッタンにはビルばかりで、一軒家がほとんどないからだ(ずーっとずーっと北上すれば、マンハッタン島内にも一軒家があるらしい)。
街角ではビルや店先の簡単なデコレーションを見かけるだけだったが、それでもウキウキワクワク感があり楽しくなったものだ。当日は市内でパレードがあり、エントリーすれば誰でも参加できる。ただ誤解してほしくないが、渋谷のようなバカ騒ぎはない。もし同じようなことが起きたら、警察に制圧されるだろう。抵抗すると最低でも逮捕、下手すると撃たれるのを知っているので、ニッポンのバカ者のような真似はしない。シンプルに、決められた道筋を仮装して練り歩くだけだ。
夕方帰宅するため地下鉄に乗ったら、どこからともなくフラーっとフランケンシュタインの格好をした人が1人で乗り込んでくる。なかなかシュールな光景だ。パレードでなければ個人宅でパーティーといったところか。
子供たちのTrick or treatingもマンハッタンでは見かけない。家がないから。噂によると、アパートによってはハロウィーンに限り玄関口まで子供が上がってくるのを許可するところもあるらしい。通常ではアパートにはドアマンがいるか、自動ロックがかかっていて不審者は入れない。
そんなニューヨークでのハロウィーンを2回経験し、引っ越したニュージャージー。
9月になりめっきり涼しくなった週末の早朝、霧が立ち込めるなか眠りから醒めぬ住宅街をジョギングしていると、うわっ!誰かが首を吊っている!
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これらは「ちょっと度を超えているので、こういうのはやってはいけない」的に紹介される例になり、普通の家では絶対やらない。下記のような明らかに人形とわかるものは無数に見かける。
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運悪く(?)ニュージャージー郊外に引っ越してきて最初に出会ったのが「人間ソックリのハンギングマン」だったのだ。凝っている家は、👻や🪦がところ狭しと並べられ、怖いどころかむしろ微笑ましい。
アメリカ人はハロウィーンが大好きだ。子供の頃の楽しかった思い出をじーさんばーさんになるまで忘れない。
日本にいた90年代にはまだハロウィーンのハの字もなかったが、今では若者がバカ騒ぎする日になっているようだ。元祖アメリカでは今も子供が主役で、大学生でも日本が思っているように騒いだりしない。
それと日本ではカワイイ系の装飾がほとんどでお化けとか怖い系が全然足りていない。本来そっちがメインなのでよろしく願いたい。
でも間違っても「リアルに見える首吊り人形」はやめろよ😜