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庭に埋めたオイルタンクを掘り出す話
北海道の家の横にある灯油タンクの容量は490ℓだそうだが、アメリカのはもっとデカい。ドラム缶2本分は悠にありそうだ。
オイルタンクは、調べると、北米では1930年代からポピュラーになっていったらしい。80年代頃から天然ガスに切り替える人が増えたため、やがて廃れていった。
使わなくなったタンクは、州によっては掘り出して処分する条例があるそうだ。写真上のように、腐って土壌に流れ出し汚染の原因になるからだ。
最初NJに引っ越してきた25年前、ご近所の前庭に掘り出したタンクを見たときは「うわっなんぢゃコリャ」と驚いたものだが、以降毎年どこかで見かけるので、やがて「おお、アンタまだ持っとったんかい」に感想は変わっていった。
考えてみればわが家は全然お付き合いのない「オイル屋さんのトラック」を街で見かけることがある。あーこういう家庭にオイル配達してたんだなーと今さら気づく。タンクを持つ家庭がどんどん減っているので「商売は大丈夫なんかいな」と他人事ながら気になってしまう。
「AIに仕事を奪われる」前に「天然ガスに仕事を奪われ」とったんやなーオイルくんは。時代の移り変わりで、ビジネスも様変わりしていくのだ。
ジョグ・ダッシュ・ウォークの帰りに、そんなことをふと思ったのだよ。