見出し画像

「ウルトラマンブレーザー」で「ノーコン」という言葉が出てきたが

アメリカで生まれ育ったわが息子たちは「ノーコン」の意味がわかっているのか気になった。いっしょに見ていた高校生の次男にきくと「“射撃が当たらない”みたいな?」という。そうそう、そんな感じ。

大学生に長男にテキストできくと「射撃の腕が悪いって感じ?」と即答が。

二人とも話の流れで理解したようだ。

私自身「ノーコン」は何十年ぶりにきいた。小さい頃はスポーツといえば野球だったので、当たり前のようにきく言葉だったが、今では日本でも滅多にきかないのではなかろうか?

だとすると、たとえば「ブレーザー」を見ていた女の子はあの場面で「ノーコン」ときいてしっくりきたのか気になった。

わが息子たちは日本の学校には行ったことがないので、こういう言葉には縁がなかったはずだ。土曜日の日本語学校には通っていたけれど、息子たちと同じようにアメリカで生まれたか、アメリカ生活の長い子供たちばかりだから、意外とこの手の言葉は知らない。

長男は小5のとき日本から来た男の子に会うまでは「普通の小5男子の喋る生の日本語」に触れたことがなかった。クラスメートたちはアメリカ生まればかりで「そうですね」「xxxなんですよ」みたいな外国人が教科書で習うような丁寧語しか知らなかったので、そこから一気に小学生男子の喋る日本語が開花した。

5歳違いの次男も同じような状況だったが、ユーチューバーがしゃべる言葉から日本語を覚えてしまい😅別の意味でおかしな日本語を覚えていった。

「アメリカ生まれでも両親が日本人なんだから日本語は問題なくできるようになるでしょう」と思われるかもしれないが、息子たちは生後2ヶ月からデイケアに通い(共働きのため)ずっと外で英語漬けの日々を過ごしてきている。

長男は3歳半で日本語学校に入れたとき、まったく日本語を話すことができなかった。長い文章話すようになったのは、半年経ってからだった。

そんな彼らは中学卒業するまで日本語学校に通い、今では日本語も流暢に話すが、やはり英語の方が得意なのだ。

そんなわけできいたことにない「ノーコン」もとっさに「ひょっとしてこういう意味かな」と理解したようである。

日本語の番組や、特にアニメなどは日本語の勉強に役立つのである。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?