某大物音楽家サイン会に参加するも肩透かしの午后
(写真は内容とは無関係の夜景です)
某大物ミュージシャンによる新ユニットのCD発売記念サイン会に参加した。某大手レコード店にて購入済みのCDを持参或いは現場で購入すると、サインしていただけるという誠にありがたいイベントだったのだが、何やら後味悪い結末となった。
電話予約したCDの会計を済ませ「サイン会参加券」をもらう。店内で時間をつぶすこと数10分「そろそろこちらから列にお並びください」とお声がかかる。たまたますぐそばにいた関係で、前から2番目になったが、早ければお得なもんでもない。
一応念のため店員さんにきいてみた。
「写真撮影はできますか?」
「おそらくダメだと思うんですが、ちょっとお待ちください、きいてきます」
予想通り答えはノー。アメリカだと超大物ミュージシャンでもサイン会なら写真一緒に撮ってくれるし、サインしてもらってるとき最低でも1-2分は世間話できるんだけどなぁ。「15歳の頃からファンです、先月のNYのライブも行きました、最高でした」云々一方的にまくしたてても「ああそうかい、NYはいつも盛り上がってサイコーだよねー」とか返してくれ記念撮影して帰る、がデフォルトなんだけどなぁ。
日本でもライブハウスでライブが終われば即席サイン会&撮影会が行われるのは珍しくない。SNSで拡散してもOKだったりする。
要はこの人たちは、スタッフも含めて、こういう形で交流会など未経験なのだろう。CDが出ました、サイン会もありました、知らなかった人たち残念だねって拡散してもらう絶好のチャンスなんだけどな。
俺としては「◯◯さんにサインもらったよ」と写メ送って妻を驚かせるささやかな喜びすら奪われてヒジョーにサミシー!の財津一郎気分だ。