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アメリカ小学校あるある: ファンドレイジング・イベント

アメリカの学校では「ファンドレイジング」と称してさまざまなイベントが行われる。文字通り学校運営資金を集めるためだ。それぞれの市町村の税金で賄っている学校だが、それだけでは足りないのでイベントで捻出する。

代表的なのが「⚪︎⚪︎⚪︎ Festival」と銘打ったお祭り。年度末の季節の良い頃開催されるのだが、要は校庭にテントや移動遊園地の器具類を業者に持って来させ、子供たちを遊ばせるもの。運営はPTO(日本で言うPTA)で、父兄のボランティアがチケット切りからゲーム運営まで仕切る。

子供たちはゲームチケットを買って参加し、売り上げから経費を引いた利益が学校運営の一部に充てられる。

小学校の場合、放課後から7時すぎまで(今の日没は8:15頃)だが、夕食の出店もあるので、ゆっくり楽しめる。

毎年デザインの違うTシャツが販売され、それも貴重な資金となる。わが家も毎年買って子供たちに着せていた。中学生になるとボランティアとしてお手伝いをする子供も多い。みんな毎年遊んだ懐かしいイベントなので、卒業しても必ずやってくる。

わが町は5つの小学校があり、5月の水曜日は毎週どこかの小学校で行われる。

今日息子たちの母校近くを通ったら、懐かしいフェスティバルをやっていた。下の子供が卒業してから5年ほどだが、ずいぶん昔のことのように思える。

私の育った瀬戸内海の小さな小学校は、すでになくなってしまった。日本の過疎地域は同じように廃校になる小学校が多いときく。

アメリカは移民の国なので、子供が多い。「子供の声がうるさい」と文句をいう都会の人がいるとニュースできいたが、日本でも田舎に行けば「子供の声を聞かなくなって寂しい」という人の方が多いと思う。

アメリカはその点で、しあわせなものだ。子供たちのために、とボランティアで集まり資金調達に協力する父母も多く「学校はコミュニティのもの」の意識が高い。もちろんイヤイヤ参加する人もいるんだけどw 参加を要請されると「めんどくさいなー」と思ったりしていたが、離れてみると懐かしく感じる。

と言うわけで「アメリカあるある」その1️⃣はファンドレイジング・イベントでした♪

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