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不毛な妄想。もしも、鬼滅の刃にブレイドが参戦したら

「デッドプール&ウルヴァリン」で電撃復活。
ブレイド with ウェズリー・スナイプス(通称ウェズ)が帰ってきた。

人間と吸血鬼の混血を持つヴァンパイアハンター。
放たれる拳に蹴り、繰り出される武器の数々。そして、全身黒、サングラス、角刈り鈴木雅之に中二病風味を何倍に加えたその容姿で、かつてテレ東で放送された木曜洋画劇場では「番長」と呼ばれた。

98年から2004年まで制作されるも3作目で失速、4年後にウェズが脱税で逮捕収監でシリーズ終了。その「ブレイド3」が木曜洋画劇場で放送の折、立木文彦氏による悲痛なナレーションが見られた。

だが今作で共演のライアン・レイノルズがデッドプールとして、ウェズのブレイドを蘇らせた。失敗作と呼ばれた作品の意味を何百倍にも高める恩返しにして奇跡。進まないリメイク企画を向こうに回し元祖が帰ってきた。当時から見ていたブレイドファンの皆様、おめでとうございます。

「鬼滅の刃」との共通点を挙げる人が一部いるようで、確かに共通点は多い。鬼狩りが題材、刀で闘う、鬼と人の混血は禰豆子がそれ。ちょうど鬼滅は「無限城編」が制作中。「柱稽古編」の丁寧なアニオリがこの先を知る読者の心を更に抉る、尊い鬼滅隊の命を守りたいと思わずにいられないとなって想像してしまう。

「(何かの間違いで)ブレイド、来てくんねぇかな?」

絶対にないにしても今からあり得るシナリオ。

①タイムストーンでブレイドが大正時代の日本に飛ばされる。通りかかった鬼を倒す。
鳴女が鬼滅隊と勘違い。うっかり無限城に落としてしまう。
③落ちていく中で働く直感。「こいつらは敵だ」
④「貴様ら、誰にちょっかい出してるか、分かってるのか!

刀以外の武具に長ける点が、離脱した宇髄さんの代わりになり得るに加え、紫外線照射装置など当時に無い科学が追加。実際相当な戦力になりえる。

相手に屈しない精神力も彼が「番長」と呼ばれる所以。
「ブレイド2」でリーパーズを倒すため、吸血鬼精鋭軍ブラッドパックと一時休戦。共闘する事になったブレイドが即、喧嘩を売られるシーンがそうだった。

鬼滅のラスボスにして悪鬼、鬼舞辻無惨による通称「パワハラ会議」と呼ばれる会合があるが、あの場に彼がいたら、多分こうなるだろう。

魘夢「やあ、ブレイド。みんなに聞いてこいって言われてねぇ。」
「何をだ?」
魘夢「君も赤面するのかな?」
(十二鬼月の皆さん、笑い)
「なるほど。そういうことか。太陽を克服するために1000年逃げ続けて、やっと出会えた訳だ。俺の様な鬼に。Foo~!興奮するよな。」

「相手になるぜ。かかってこいよ。」
無惨「私を侮辱しているのか?」
「来いよ、チキン(弱虫)」

返り討ちにするブレイド。頭に爆弾装着。
「頭にキュートな飾りをつけてやったぜ。」
「可愛い爆弾だ。外せばドカンだ。分かるな?いつでもやれるんだぜ。」

黒船来航。千年政権交代。下弦の鬼も粛清されずに済む

本来なら鬼の王に就ける男だが自らの腕に血栓を注射して吸血を抑える心の強さを持つブレイド。この笑顔で炭治郎を助けに来てくれるはず。

伊之助「誰だお前?」

ブレイドの名台詞に「クズが神になろうと思い上がるからだ」という言葉があるが、ちょうど、この言葉に相応しい鬼もいる。童磨だ。

宗教を開き、信者を喰らう、とりわけ女性を喰らう事を好むこの鬼。
ぶっきらぼうだが女性に優しく、母親を殺されたブレイドは話を聞いて怒るだろう。それで、しのぶさんとカナヲの前に一回転して参上して叫ぶ。

「ドゥ~マッ!!(フロ~ストッ!!)」

で、伊之助含む4対1で攻め込んでトドメを指した時にこの言葉を言い放つ。「クズが神になろうと思い上がるからだ

バランスブレイカー、チートも良いとこ。
ただ鬼滅の作風はそういう助太刀や共闘展開はないシビアなものだ。
つーか、煉獄さんは何のために死んだんだとなりそうだが。

目下進行中。ブレイドのリメイク企画はマハーシャラ・アリが主演。
ウェズは「健闘を祈る」のみ発しているが内心「俺は良いけど、ブレイドは何て言うかな?」と永ちゃん式提言にも聞こえる。

多分復帰するつもりなのだろう。
「スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム」みたいに新旧揃い踏みにするつもりなのか知らないが。

どこかタイミングが会った公開時期にコラボ宣伝があれば良いなと思っている。ひとまず、童磨と無惨には改めてこう言って欲しい。


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