読書で心に響いた名言集(70日目)

超訳 ニーチェの言葉

『冷静さには二種類ある』
仕事はもちろん、おおよその物事に対しては冷静沈着であるほうがうまくいく。ところでこの冷静さには、内容の異なる二種類のものがある。
一つは、精神活動が衰えているがための冷静さだ。
何事にも無関心で、多くの事柄を自分から遠く感じているために、傍目からはいかにも冷静に見える。
もう一つは、自分の衝動や欲望に打ち克ってきたあげくに得られた冷静さだ。この冷静さを持っている人は的確な対処ができ、多くのことに理解を示し、一種の快活さを感じさせるという特徴がある。


私の中での解釈は、冷静な人とは、
「冷静でしかいられない人」
「あえて冷静でいる人」
の二種類の人が居ると思います。
そして「あえて冷静でいる人」は、とても崇高な人だと思います。

「冷静でしかいられない人」は、世の中に対して不平不満を言っても、自ら何か行動を起こそうとはしません。物事を常に冷めた目で見ていて、頑張ってる人に対して馬鹿にしたり、蹴落とそうとします。それは頑張っている人に成功して欲しくない、自分より輝いて欲しくないという想いからの行動なのかもしれません。
もしそうだとしたら、とても臆病です。

逆に「あえて冷静でいる人」とは、さまざまな困難を乗り越え、成長してきた中で、冷静さという武器を手に入れた人です。
心の中に強い信念や志はありますが、それをあえて表には出さずに、それを内に秘めて密かに育てています。

そして、あえて冷静いる崇高な人とは、常に物事を俯瞰的に見ながら行動しています。そして、時には人々を鼓舞する為に内に秘めた熱い想いを、言葉と行動で示します。
時と場合により、冷静さと情熱を上手く使い分ける事が出来るのです。
また、自分の実力は見せびらかさず、周りを立てて周りを活かそうとします。
普段のそういった振る舞いが、冷静だと感じさせるのかもしれません。

これから私も「あえて冷静でいる人」を目指し、周りの役に立てる人間になっていきたいと思います。


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