読書で心に響いた名言集(69日目)

超訳 ニーチェの言葉

『考えは言葉の質と量で決まる』
ふだんわたしたちは、自分の考えや感情を心に思ったり、誰かに喋ったりしている。そのときに、自分の考えや言いたいことはだいたい表現できていると思っているばかりではなく、相手に対しても、全部とはいえないかもしれないが、まあほとんど伝わっているだろうと楽観的に思いがちだ。
けれども、わたしたちはいつも自分が持ち合わせている言葉で考えを表現しているのだ。つまり、持ち合わせの言葉が貧しければ、表現も貧しくなっているし、考えや感情を本当は充分に表しているとは言えない。
同時にまた、その言葉の質と量が自分の考えや心を決めてもいる。語彙の少ない人は、考えも心の持ち方もがさつになるという具合にだ。
だから、すぐれた人々との会話や読書、勉強によって言葉の質と量を増やすことは、自然と自分の考えや心を豊かにすることになるのだ。


相手に自分が伝えたい事が上手く伝えらない、と悩んでいる人は多いと思います。自分もその一人です。
それを克服するために必要なことは、勉強と訓練だと思います。
勉強では、読書がとても効果的です。
本にはたくさんの知識が詰まっています。また、今まで聞いたことのないような言葉や、ふだんから使わない言葉が書いてあるので語彙力も鍛える事が出来ます。
そして、その知識を誰かに喋ったり、文章に書いたりするのが訓練です。
この2つを交互に続けていくことで、伝える力が身についてきます。
そして、もう一つ大切なのは、言葉に想いを乗せる事です。
技術を身につけて、分かりやすく説明するだけでは相手に理解はして貰えますが心を動かすことはできません。
心が動かなければ、相手は行動を起こしはくれません。
ビジネスだと、営業での契約が決まりません。
プライベートだと、好きな人へ告白しても付き合える確率は減ります。
ここで大切なのが、想いを伝える事です。
例えば、営業なら、「この商品を使って貰えば、お客さんに必ず喜んでもらえる!」だったり、プライベートでの告白なら「俺が絶対に幸せにしてみせる!」という純粋で真っ直ぐな思いがあってこそ、相手の心を動かし行動を起こさせる事が出来ます。

伝える技術はもちろん大切ですが、それ以上に相手を想う気持ちを育てていく事が大切だと感じます。
これからも読書を続けながら、いろいろな人の経験や考えに触れていき、自分の心を成長させていきたいと思います。


本日も最後まで読んで頂きありがとうございます。
この記事が、少しでも誰かの役に立てれば嬉しいです。

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