読書で心に響いた名言集(32日目)
超訳 ニーチェの言葉
『約束の本当の姿』
約束は、個人間の契約というだけではありません。
約束として、要求される言葉の裏側にあるものが、本当の中身になります。
例えば、「明日、5時に駅まで待ち合わせしましょう」という日常的な約束の場合でも、それは5時の待ち合わせという予定だけを意味していません。
その中には、2人の信頼関係、いたわり合い、これからも続く絆の確認、相手への気遣いや思いやり、たくさんのものが約束されています。
それは大袈裟かもしれないが、お互いの人間的な誓いになります。
だから、小さいと思う約束を守るのは、実はとても大切です。
小さい約束を守り続ける事で、信頼が生まれ、長く続く深い絆を繋げていきます。
『勝手に行為の大小を決めつけない』
人間とは不思議なもので、勝手に行為に大小をつけます。
大きな結果を出した、小さな結果しか出せなかったと決めつけます。
また、自分がしなかった行為に対しても、あれは人生の中でとても大きな出来事であり、それこで結果を出していれば、今が大きく変わっていたと本気で悔やんだりします。
そうやって、やってもいない事に大小をつける事自体がおかしいです。
もしかしたら、自分が小さいと思っていた些細な出来事が、他人にとってはとても大きい事かもしれません。その逆もあり得ます。
いずれにしても、過ぎてしまいどうしようも出来ない行為に注意を向け、価値をつけるだけでは何も現実で変化はおきません。
それよりも、過去の失敗を貴重な経験と捉え、これから改善出来る目の前の事に全力を注ぐ事、それこそが最も大切な行為です。
本日も最後まで読んで頂きありがとうございました。
この記事が、少しでも多くの方のお力になれれば嬉しいです。