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アメリカのゴルフ場の予約

アメリカに来たばかりの人やこちらでゴルフを始めた人に「ゴルフ場ってどうやって予約すればいいの?」ってよく聞かれます。正直、予約方法はコースによっても様々ですが、主なものをまとめておきたいと思います。

いつから予約できるの?

予約方法の説明の前に、まずいつから予約できるのかですが、これはコースによって様々です。私が行くような地元のパブリックコースであれば基本的に一週間前からの受付になります。つまり、来週の土曜日にプレイしたければ前週の土曜日から予約を受け付けます。ただ、コースによっては5日前だったり、そのコースにメンバー登録している場合、一般客より早めに予約ができたりする場合もあります。

また、ホテルに付いているコースやリゾート地のコースなどは1ヶ月くらい前から受け付けていることが多いです。せっかくバケーションを取ってゴルフをしたいのに、予約できるかどうかわからない状態で行くことなんて出来ないもんですね。

いつから予約できるのかは、そのコースのウェブサイトに書いてあることが多いので、まずは確認してみてください。

パブリックコースって? 
日本でパブリックコースと聞くと公営のコースと思われるかもしれませんが、こちらでパブリックコースというと、一般に誰でもプレイできるコースという意味で、公営とは限りません。公営のコースだと言いたいときはMunicipal (ミュニシパル)という単語を使います。また、パブリックコースと反対にメンバーしか(またはメンバー同伴でないと)プレイできないコースは、プライベートコースと呼びます。

さて、ではどのように予約をすればよいか、主な方法を紹介します。

電話で予約

英語がある程度できる人にとってはこれが一番お手軽な方法です。まずコースに電話をします。各コースにはプロショップ(Pro Shop)というものがあり、予約の受付から当日のチェックイン、ゴルフグッズの販売などをしています。日本でいうクラブハウスという言葉は使いませんのでご注意ください。電話をすると直接プロショップに繋がる場合もありますが、自動音声で、Proshopなのか、Tournament(コンペ)の問い合わせなのか、レストランなのか、等を選択させる場合もありますから注意して聞いてください。

プロショップに繋がったら自分のプレイしたい日時・人数などを伝えて空きがある確認しましょう。色々言い方はありますがこんな感じです。

I would like to book a tee time for foursome around 9 o'clock on Saturday. (土曜にの9時頃に4人で予約したいのですが)」

Tee timeというのがスタート時間です。Tea time(お茶の時間)ではありませんのであしからず。また、Foursomeが4人、Threesomeが3人、Twosomeが2人です。1人の場合はSingleと言えばいいのですが、あまり1人で予約をすることはないかも知れませんし、1人だったらWalk-In (予約無しの飛び込み)で行けば、プロショップの人がThreesomeやTwosomeの組に入れてくれます。全く知らない人とプレイするというのもこちらでは一般的で意外と面白いものです。

空いているTee timeがあれば、その時間を教えてくれ、予約の名前を聞かれますので答えましょう。電話番号を聞かれることもありますが、これは当日になって悪天候でコースがクローズになったりしたときにコースから連絡してくれる場合もありますので伝えましょう。Emailを聞かれ、確認メール(confirmation email)を送ってくれるコースもあります。

これだけで予約完了ということもありますし、コースによっては、クレジットカード番号と有効期限 (Expiration)、さらにはCVV番号 (Card Verification Value、カード裏面の3桁の数字)を聞かれることもありますので準備しておきましょう。ただ、このクレジットカードは、あくまでも予約を確定するためのもので、実際にチャージされるのは当日チェックインしたときになります。コースによっては、Prepay(前払い)が必要な場合があります。その場合は予約時点でチャージされます。

ちなみに、名前だけ聞かれて「OK, all set! (予約完了だよ!)」という感じで電話を切られると、本当に予約できたのか?と不安になることもあるので、もし自信がなければ、こちらから「Let me confirm, you booked 9:15 for foursome this coming Saturday 14th, correct?」 といった感じで確認をしておきましょう。アメリカで日本のような高いサービスレベルを求めるのは無理で、何でも自己責任ですからそのへんは抜かりなく。

尚、キャンセル可能なのは、ほとんどのゴルフ場で24時間前までです。キャンセルしないで当日ドタキャンしたり(いわゆるNo show)、また当日になって4人が2人になっても、それでキャンセル料を請求されることはあまり無いのですが、ゴルフ場にとって迷惑ですし、他にプレイしたい人ができなくなるので、マナーとしてちゃんと連絡するようにしましょう。

あと当日雨が降ってキャンセルしたいなという場合ももちろん連絡をいれましょう。Prepayの場合は別として(基本、コースがクローズしない限りチャージされる)、キャンセル料などがかかることはまずありません。日本では雨が降っても雪が降ってもキャンセル料がかかるからと無理してプレイすることが多いですが、こちらではそこまでしてやる人はあまりいないと思います。

レインチェックとは?
コースに入ったものの、プレイ中に雨が降ってきてプレイを中止したときはどうすればいいのでしょうか?そんな時は、プロショップに行ってレインチェック(rain check)をもらってください。例えば、9番ホールまでプレイしたが雨がひどくなって中止した、といった場合は、残りのホール数に応じて、プレイフィーの半額程度を次回のプレイ料金からクレジットできるレインチェックを発行してくれます (単なるレーシーとですが)。但し、多くの場合、レインチェックにカート料金は含まれないので、それは次回支払う必要があります。

コースのウェブサイトで予約

もう一つの方法は、コースのウェブサイトから予約する方法です。最近はほとんどのコースでウェブでの受付をしていますので、英語に自信のない人には便利です。プレイしたい日を選択し、空いているTee Timeを探し、人数を入れ、あとは名前やクレジットカード情報などを入力します。基本的には、電話で予約するときに聞かれる情報は同じです。

ただログイン登録を求められたりするので、頻繁に行くことのないコースの予約システムに個人情報を登録・入力するのはセキュリティ面で気が進まない、といった方もいるのではと思います。実は私もそう思うタイプで、ウェブサイトでは空き時間のみ確認し、予約は電話でする、ということをよくやります。(電話予約しても、同じシステムが使われていたら結果は同じでは?という気もしますが、コースが提供している予約システムはセキュリティがイマイチに思えるものが多く、なんとなくそうしています)

ルフ予約専用サイトで予約

他には、複数のゴルフ場の予約を一括して受け付けているサービスで予約する方法があります。

まだコースを決めていないけど、近場でこの時間帯で4人でどこか空いているところはないかなぁ?と探すときなどに重宝します。また、多くのサイトでプロモーション価格が設定されていることが多く、特に人気のないコースや時間帯で通常価格よりディスカウントされている場合があります。ただ、安い分、事前払い(Prepay)が必須だったり、このサービス会社の手数料(Processing fee/Convenience fee)を3~4ドル取られたりするので予約時に確認してください。

有名どころでいうとGolf Nowは全米 9,000以上のコースをカバーしていて、多くのゴルファーが使っていると思います。スマホアプリもあります。使うたびにポイントが貯まったり、GolfPassという有料メンバーシップに入ると直前の変更でもキャンセル料がかからないとか色々なサービスを提供しています。

他にもTeeOffという似たようなサービスもあります。それぞれ地域によって登録されているコースが異なるようです、こちらでは私の住む地域のコースが予約できないので使ったことはありません。

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今日は予約方法についてまとめてみましたがいかがだったでしょうか?アメリカではゴルフは本当にお手軽なスポーツなので予約も簡単です。アメリカに旅行に行くのでゴルフをしてみたいとか、アメリカに住んでいて練習はしているけど中々コースに出ていない、といった人は、是非この記事を参考にしていただきコースに出てみてはいかがでしょうか?


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