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デニムのおはなし

こんにちは。モリタです。
今日はデニムについて書いていきます。

いいデニムというのはどんなものか?
という質問を受けることがあります。
でもこれに明確な答えはありません。

人によって似合う形や、好きな生地感などは違うからです。
日本で1番上手いギタリストは誰?って聞いているようなものです。
人によってはcharでしょ!
またある人は布袋の音は誰にも真似できないぜ!
いやいや、桑田佳祐まじやばいよ!
など答えがでるはずもありません。
(でもこういう話って楽しいですよね)

デニムにもいろんな種類があって、オンス(生地の重さ)だったり、無骨なデニムだったり、ストレッチが効いててはき心地が良かったりなど、音楽と同じようにいろんなジャンルのデニムがあります。
今日はヴィンテージのデニムの生地について書こうと思います。

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このGジャンは弊社でリプロダクトした素材で作りました。
ヴィンテージさながらの表情です。
普通の生地と何が違うというと、

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このように生地にセルヴッチと呼ばれる耳が付いています。
赤耳って言葉を聞いたことある人もいると思います。それです。

赤耳の語源となったのはリーバイスがセルヴッチに赤色の糸を入れたことからに由来します。なぜ赤い糸を入れたかというと、機屋がいろんな生地を織ってる中に、自分のブランドの生地がどれかをすぐに見分ける為です。
この耳というのは旧式力織機で織ったしるしです。
なぜこのような耳が生まれるかというと。

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このシャトルと呼ばれる武器のようなものにヨコ糸を入れて往復することによって、その折り返し地点が耳になるわけです。ヴィンテージの織機じゃないとこのような織り方はしないので、ほかの生地にはセルヴッチがつかないことになります。


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これがTOYODA製G9です。
カコイイ!

この旧式力織機はスピードがかなり遅く、1日に1反(50m)程度しか織れません。
この遅いスピードが生地に膨らみ、ザラ感を持たせ、風合いある表情になるわけですね。

今日はこのへんで。

モリタ

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