【コラボフェア 偏愛建築本ものがたり】始まりと舞台裏 #3
こんにちは。大福書林の瀧です。
あれ、トゥーヴァージンズさんのnoteじゃないの?
と驚かれるかもしれないですが、「偏愛建築本ものがたり」というコラボフェアをしている関係で、ちょこっと混ぜていただきました。
今回は、ふだんは見えない舞台裏を、お伝えしたいなと思います。
大福書林は、トゥーヴァージンズさんと同い年(8年め)。老舗出版社さんと比べて、まだまだ営業もひよっこなんですが、そんな小社にやさしく「なにかやりましょうよ」と声をかけてくださったのがトゥーヴァージンズの露﨑さんでした。
さて、露﨑さんを知る、ほがらか書店員m.氏と一緒に、なぜか「飲み屋で」打ち合わせをすることになり……。露﨑さんに指定された店は、渋谷のど真ん中にある隠れ家居酒屋。口コミでも「店が見つけられない」と話題の店のようで、その時点で、酒豪なのかな、飲みながら打ち合わせできるのかな、と実はおびえていた私(下戸)。
その上、露﨑さんから「上の者を連れていきます」とのメールが届きます。上司? ああ、サングラスをかけたこわい上司が来て、やる気あるんかとか詰められちゃうのかな…と思いつつ、覚悟を決めてお店に向かう……
露﨑さんと、上の者(?)島田さんが、隠れ家居酒屋へキョロキョロしながらやってきました。
島田さん「ちょっと前に東京へ移ってきたばっかりなんです」。
めちゃめちゃ初々しい、かわいいお二人でした。
よかった。なんかほっとしましたー。
(上の者とは、先輩でした)
さて、書店員m.さんは、本への愛情がはんぱじゃなくある人で、帯のなくなった僅少本にお手製の帯をつけてくれていた時は「うわっ、そんなやりかたがあるの」と驚きました。そういう書店員さんたちに日々助けられて、わたしたちの本が動いていっている実感があります。これはお店周りをしなければ、なかなか気づけなかったこと。m.さんには、今回フェアへの導入の文章をフリーペーパーに書いてもらいました。遊び心のある文章なので、みなさんに読んでもらえたら。
その夜は結局、食べ物がさめるのもかまわず、4人でアイデアを出して。
お休みの日にトゥーヴァージンズさんで販促物を切ったり折ったり。
だれもベテランがいないので試行錯誤ではあるのですが、このフェアに、いろんな人が行きたいと思ってもらえること、知らずに訪れたお客様が見て楽しんでもらうこと、できればそれぞれの出版社の読者がまだ知らない本を手に取ってくれたらいいな、と思いながら、手作りのフェアを両社で準備いたしました。
トゥーヴァージンズの営業さんが自社の本に自信を持っていて、新しいことへ挑戦するのに前向きなのを目の当たりにし、まぶしくて、わたしも初心にかえる大切さを教えてもらいました。あと、出されている本が刺さるものが多くて、お声をかけてもらったのがうれしかったんです。全力で推せる出版社さんなので、安心してご一緒できるなあと。
フリーペーパーには、トゥーヴァージンズさんと大福書林の両方で本を出されているハコさん(『秀和レジデンス図鑑』『いいビルの世界 東京ハンサムイースト』)に、クッキーを作ってもらい、それを販促物に使用しました。
題字の勢いある文字は、こわくない上司、島田さんによるものです。
売り場で見たら、ぜひお持ち帰りくださいね。
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