TWOLAPS クリエイティブ エージェンシー 実績紹介VOL.1 【伊藤超短波株式会社様 RUCOE RUN】
今年1月、伊藤超短波株式会社様からWebマーケティング関連のご相談を頂きました。
すごく簡潔に言うと同社のプロダクト「RUCOE RUN」の認知をさらに高めるためにオンラインとオフラインの両軸で戦略立案から実行までをサポートしてほしいと言うものでした。
RUCOE RUNは伊藤超短波の得意とする筋電気刺激機器で、電気で筋肉に刺激を入れることでパフォーマンスアップに繋げたり、逆に身体のケアにも使えたりと、一台で攻めも守りも担ってくれる、お世辞抜きで優れたプロダクト。
何よりこのプロダクトは伊藤超短波の名物営業マンである荒井さんの実体験も踏まえて開発されたもので、開発秘話やプロダクトに懸ける思いも聞いていたから何かサポートできることはないかな?と以前から思っていたので、ご相談を頂いてとても嬉しかったです。
プロダクトと顧客の理解
ご相談を受けてまず着手したことは、改めてプロダクトと顧客を理解すること。
①プロダクトで解決できる課題はなに?
②プロダクトを必要としてる人はどんな人?
最初は身体のケアを起点にユーザーインサイトを考えました。
①治療院に通う移動時間や交通費がもったいないと感じている
→RUCOE RUNなら時間も場所も選ばずにどこでも治療ができる
→時間とお金の節約
②時間や場所を選ばずにケアを受けたい
→RUCOE RUNなら使いたいと思ったそのときに使える
→24時間365日安定してケアを受けられる
③月々の治療費を抑えたい
→RUCOE RUNなら購入後は金銭が発生することなく使える
→中長期で見るとお金の節約
などです。
なぜケア起点に考えたかというと、パフォーマンスアップ目的で使う場合、トレーニング前やトレーニング中に電気刺激を入れなくてはいけないので、そこまでして効果を得たいランナーは少数なんじゃないかと思ったからです。
特にターゲットの中でも一番のボリュームを占める社会人ランナー(市民ランナー)の方は仕事終わりに練習もする人も多く、ただでさえ仕事も忙しいのに、そもそも物理的に時間を取れないんじゃないかと。
どの方向で訴求するか、チーム内で何回もミーティングを重ねて議論しましたが、話しあってばかりじゃ答えは見えないよね、自分達の仮説を検証しよう、ということで実際に外に出てアンケートを取ることにしました。
覆った仮説
実地調査を行ったのはランナーの聖地、織田フィールド。
なぜ皇居でもなくこの場所を選んだかというと900万人程度存在すると言われているマラソンランナーの中でも上位20%に該当する4時間切り(通称サブ4)のレベルでないとこのプロダクトを必要と思わないだろうな考えたからです。
そして織田フィールドに集まるランナーのほとんどがこの層に当てはまるか、もしくはこれから上位20%に入ることを目標に走っているランナーです。
僕は前職時代(RSLAB)に1年で300人程度の市民ランナーと携わる機会がありましたが、上位20%のサブ4以上になってくると、結果を出すための努力も自分への投資も惜しまない方がたくさんいることを経験上知っていました。本気度がすごいんです。
そんな実地調査で明らかとなったのは、大多数はパフォーマンスアップのために使いたいということ、そして「RUCOE RUNは知っているけど、使い方や効果が分からない」という意見が大半を占めていたことでした。
仮説は見事に外れましたが、本当に実地調査をして良かったと思える瞬間でした。
一番、印象的だった言葉は、RUCOE RUNをどんな目的で使いたいですか?という質問に対して「結果が出るならなんでも」という回答。
ケアはパフォーマンスを支える一つの要因ではあるけど、顧客が本当に欲しているのはその先にある「結果」だよなと。
自分達の思い込みから脱却するのに十分な一言でした。
とにかく分かりやすく、をゴールに
この調査でもう一つ明らかになったのが「RUCOE RUNは知っているけど、使い方や効果が分からない」という声。
話しを掘り下げていくと、知っているし興味もあるけど使い方や効果がいまひとつ理解できなくて手に取れないという方がけっこう多かったんです。
驚いたのは世間的にはトップ選手と言われてもおかしくない選手でさえ、使い方がいまいち分からないということでした。
整理すると、実地調査を通して判明したのは、RUCOE RUNを知っているし、興味もあって結果を出すために使ってみたいけど、使い方や効果がいまひとつ理解できなくて購入まで至っていない。
それなら、ターゲット層にとって、機能と使用シーンを明確にすることで、とにかく分かりやすランディングページを作ろう!を大きな方向性に定めて制作したのがこちらです。
ちなみに以前のランディングページはこちらでした。
DeNAアスレティックスエリートの館澤選手をモデルに起用し、走っている姿+自己記録更新というコピーを入れることで、ランナーにとって分かりやすく「結果を出すためのプロダクトなんだ」という印象を持ってもらえるようにデザインしています。
館澤選手は海外遠征にも同プロダクトを持参するほどの愛用者です。このプロダクトの良さをきちんと理解している人にモデルをお願いしたいと思いご依頼しました。
また今回はLPとセットでプロダクトの魅力を伝えるPVも制作しているので良かったらこちらもチェックしてみてください!
https://youtu.be/pwGezq5F1L8?si=YT5VA8FL3A695V72
ちなみに館澤選手に出来上がったランディングページを確認してもらったところ、こちらの意図を説明していないのに、第一声が「分かりやすい!」だったのが、めちゃくちゃ嬉しかったです(笑)
全貌が気になる方はこちらから。
今回は広告制作だけでなく広告運用面も任せて頂いているので、今後は数字を分析しながら仮説検証を繰り返して改善していきます。
僕たちが届けたい人に、きちんとRUCOE RUNの魅力が伝わりますように。
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担当:新田