テロリストと呼ぶことは無い

テロリストと呼ぶことは無い。
ただ、一線を超えてしまっただけの容疑者だ。
アレの横死から一年も経たずに、自作のパイプ爆弾を、現職の総理に対して投げつけるという行為にナゼ至ったのか? という事件の背景を理解しないと駄目だ。再び、同じようなコトが起きかねない。

"刑罰を重くして防ぐ"という発想では、あまり意味がないと思う。
この国には「死刑になりたい」という動機で人を傷つけ、時には殺める者もいるからだ。

こういった一線を超えた行為に希望を見出したり、走らせる原因は何であるのか? 
こういった一線を超えた行為に希望を見出さないで、走らせずに済む世界、或いは社会や国家をつくることのほうが有益ではないだろうか?

繰り返しになるが、厳罰化すれば良いのではない。ハードルを幾ら高くしても、一線を越えようとする人間には無意味に近い。
その"一線を超える"必要のない世界、或いは社会や国家を作ることのほうが、より重要だと思う。

追記
全体主義体制や独裁体制といった国で、自由と権利を守るために、体制側に対し、有形無形の暴力の行使によって訴えざるを得ないことがあることには反対しない。いや、反対できない。
それは彼らにとって正当な権利であり、その行使であるからだ。



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