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話しを聴いてもらえるって気持ちいい!
ホームビジター養成講座3日目に参加してきました。
今日は「傾聴」の意義や方法についての学びで、後半はグループワーク(少人数で距離を開けています)による傾聴体験もあったりして、とても有意義なものでした。今日の学びで印象に残ったことをまとめたいと思います。
「傾聴」って答えを導き出だすように質問をすることではなかった
「傾聴」の「聴」という文字には「耳」「目」「心」の3文字が入っていますね。まさに「耳」「目」「心」を「傾」けて進撃な姿勢で相手の話を聴くコミュニケーションのひとつです。
傾聴の目的は「相手が言いたいこと」「相手が伝えたいこと」にポイントを置いて、相手を理解することであって、単に「話を耳に入れる」「答えを導き出すように質問する」という意味ではないということです。
私はちょっと勘違いをしていたようで、質問をうまく返して本人に答えを見つけ出してもらえることが大事なのかなと思っていました。もちろん傾聴の延長線に答えが出るのはいいことだとは思いますが、それが目的ではなかったということです。
無償ボランティアの強みは、指導やチェックをする人でもなく、仕事でもなく、親戚や友人のように「ただ傍にいる」「ゆったり話を聴く」時間を大事にすることが出来ることなんですね。これって「何にもしない人」のされていたこと??だから彼は求められたのか!!
「無知」の姿勢「教えてもらう」姿勢
他人と話をしていて「それってこうだと思うけどな」と思うことがあった時、その自分の意見を押し通してはいないでしょうか。お相手にもよると思いますが「傾聴」の場面では常に「無知」の姿勢「教えてもらう」姿勢でじっくりと聴こうとする心構えが必要です。
相手のものの見方を自分のものとして見る能力を高めるために、相手の言葉を繰り返してみたり、自分が感じた言葉で言い表してみたりする。。これって大事だなと思いました。答えに困ったときは「教えてもらえますか」と問えばいい。。急いで結論は出さなくて良いんですね。学びです( ;∀;)
相手が話しやすさを感じる「聴き方」とは?
話を聴いてもらう立場に立った時、どんな風に聴いてもらったら話がしやすいのでしょうか。
・あいづちをうつ(共感フィードバック)
・反復・言い換えをする(事実・要約のフィードバック)
この二つは欠かせないようです。これだけでもいいのかもしれません。
相手が話し始めるのを「待つ」ことも大事であり、話を最後まで聴く真摯な姿勢を持つこと、秘密を守ることは信頼関係に結びつきます。
話しを丁寧に熱心に「聴く」ことで相手の心が軽くなったり気持ちの整理が出来たりなど、ただ話して楽しかった!というだけでも効果があるのですね。
「声に出して話を聴いてもらえる」って気持ちいい~!
午後からのグループワークでは「聴く人」「話す人」「観察する人」を演習しました。私は全部の役割を体験できたのですが「話す人」の時、自分のことを誰かに聞いてもらえるって、気持ちいいな!と素直に感じました。特にコロナ禍の日常は、オフラインでの会話は控えられていますし、なるべくメールやチャット、zoomなどのオンラインで繋がれることはあっても、同じ部屋で話を聴いてもらえる機会はなかなかないですよね。
ワンオペ子育てに疲れているお母さん、様々な事情で困っているお母さんの話を聴いて少しでも心が軽くなるといいな~(*‘∀‘)