妊婦だった頃を思い出し、支援は必要だと改めて感じる!!その③
このタイトルシリーズも今回で最後です。ホームビジター養成講座では度々ロールプレイ演習がありますが、回を重ねるごとにリアルなイメージが湧くようになってきました。ホームビジター役・利用者役・観察者役と、3つの役になって、実際に訪問した場面を想定しての演習です。
【事例】
・利用者:40代で初産の女性。妊娠後期で体重増加を気にしている。切迫早産の予防の薬を処方されているがのむ気になれず服用していない。
・依頼背景
夫は仕事が忙しく、家事などあまり手伝ってくれない。
夫の転勤で引っ越してきたばかりで知り合いがいない。
出産時の準備品の買い物にも行けてない。
何をするにも気力がない。
犬を飼っているが人と話がしたい。
ホームビジター役をやってみて感じたこと
利用者からの申込書による内容を理解して、実際にどういう会話になるかな?と想像ができたら、必要な情報を事前に調べておいて、その質問が出た時にある程度こたえられるようにしておくといいなと感じました。
聴き役に徹すること、笑顔で接すること、ゆったりとした明るいトーンで話しやすい雰囲気を作ること、会話の間の開け方など、正に、傾聴の心得を学んだ気がします。
利用者役をやってみて感じたこと
ホームビジターさんが、うんうんと頷いて話しを聴いてくれたこと、普段言えないことも聴いてもらえたことで、気持ちがス~っと楽になりました。
こんなことが出来るんじゃないかな?とかホームビジターさんの経験談などを優しく穏やかに言ってもらえて、素直に受け入れることが出来、不安な気持ちが少し消えました。
2人のやり取りを観察して思ったこと
ホームビジターさんの質問する時の、利用者が話したくなるような雰囲気づくり、あいづちや気配りが大事だなと思いました。
ネガティブな内容も、共感しながらポジティブな感情に持って行けたら良いと思います。
質問は割と短い言葉の方が、相手が答えやすいのかなと思いました。
妊婦さんの訪問で気を付けること
子どもが生まれてからの訪問と、妊婦さんの訪問とで違うのことは、ホームビジターの妊娠時の経験はあまり役に立たないということです。
妊娠中は病院の医師の指導に従うことが大事で、「病院の先生は何と言ってるの?」と、常に確認すること!大丈夫!、大丈夫!!は言っちゃだめなんですね。これっ!注意事項です!!
ホームビジターの横のつながり
そんなこんなを繰り返し、少しづつホームビジターとしての意識が定着しつつある今日この頃。。受講生同士の横のつながりも出来つつあります。
みんな、少しでも支えになりたいと思っている、愛情に満ちた方ばかりです。養成講座はあと2日ありますが、終わってからもいろいろ情報交換できるといいな~(*‘∀‘)
私はこの記事を投稿することで、ホームスタート・ホームビジターというボランティアがあることをたくさんの人に知ってもらいたい。ホームビジターがもっと増えたらいいな。そして、少しでも子育て中のお母さんの心が癒されたら嬉しいと思っています。
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