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はじまるふたり②【メイの記憶】

ナツキから詩をもらって
感動してしまった私は
何度も何度も読み返していました。


寝る前までも何度も読み返し
朝も早く起きては
読み返して、感動を再度感じていました。

ふと、読み返しているうちに
誤ってナツキに電話をかけてしまったりして


詩を読み返してたんだ、、


って言ったら


え?!僕もそうだった


なんて話にもなり

シンクロしすぎるぐらい、シンクロしている二人に驚きました。


私は、お返しに
ナツキがくれた詩から、私の視点で書いてみました。


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わからなくてもいいよ

でも
わたしはそこにいて
静かに感じている

森と呼応し
風となり
あなたの中を駆け抜けるかもしれない

小さな水しぶきを
あなたにかけるかもしれない

垂れた枝を
そっと差し伸べて
あなたに触れようとするかもしれない

ときに
空に戻ってただ見守るだけになるかもしれないし
空に連れ出すこともあるかもしれない

どこに行きつくか分からないけれど

今は
風になるしか
あなたというわたしに触れる方法がなくて

その優しさとあたたかさを

その美しく力強い手のぬくもりを


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この詩を送りあうことが
どれほどまでに心を喜ばせてくれたことか
わかりません。

とにかく
心からやりたかったことをやっている気がしていました。

そして
お互いが想ったことを言葉として表現し

それを受けて返事をする。


そのやりとりは

普通の会話だけでは伝えきれない想いや気持ちをのせておけるので

私たちは
突然起こった感動を
その詩に表現して、残しているようでした。

でも、この詩を書いたときに
私は
ナツキがツインレイだということよりも

ナツキの溢れんばかりの愛の表現に

自分の気持ちが
日常生活を送るのに支障が出そうなほど
ナツキに向いてしまっていることに
気が付きました


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