指輪の行方①【メイの視点】
ナツキからの告白のあと
私はちょっと混乱もしていたかもしれないし
やきもちもあって
そんな気持ちをメッセージで伝えていました。
そしたら、
こんな返事が返ってきました。
メイは、口を出す立場にあるよ
だって、僕の婚約者で、未来の妻だから。
私ははっとしました。
大好きなナツキで、ツインレイ・ツインソウルのナツキであるけれど
自分の立場があるからと思って
ものすごく遠慮をしていた部分に気づかされました。
そうか、よかった。とナツキに伝えると
僕も一つだけ伝えてもいい?
とメッセージがやってきました。
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僕と会う時にも結婚指輪しているの、
気にしてしまっているの。
ご主人との日々があって、今のメイ。
僕の愛するメイ。
だからご主人もひっくるめて、受けとめたいと思っているの…
でも気になっちゃうの
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私もなんとなく気にはなっていました。
でも、実は手がむくんで取りにくかったんです(笑)
でね、
外してみたら、すごく重たかったことに気が付いて。
しかも、薬指にしっかりと跡が残っていました。
でもね、家で外してたらどうかな?と思って
でも、痛いから
再びつける気もしなくって。
小指にひっかける感じでつけていたんです。
そしてその日の夜。
指輪は忽然と姿を消してしまいました。
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